清水建設ゴルフ部の名実ともに“顔役”・清水勝一さん【会社員ゴルファー紹介】
「週刊ゴルフダイジェスト」では、2024年8月20・27日合併号から会社員ゴルファーにフォーカスする連載「企業ゴルフ選士」がスタート。“選士”という造語は、戦うだけのゴルファーではなく、会社に認められ、選ばれたゴルファーだから。「みんなのゴルフダイジェスト」でも、企業ゴルフ選士たちの日々と研鑽を紹介していこう。 清水勝一さんのドライバー連続正面写真(撮影/小林司)
「仲間と同じ目標を目指すことが楽しい」(清水勝一さん)
清水建設株式会社広島支店営業部長。ゴルフ好きだった父の影響を受け、大学入学と同時に本格的にゴルフを始める。清水建設ゴルフ部の創設者の一人。得意クラブはパターとウェッジ。会社名“清水”と名字が同じなのは偶然の縁
2016年の創設以来、清水建設ゴルフ部の“顔”として部をけん引する清水勝一さんは、立教大学体育会ゴルフ部出身の競技派。毎年のように参戦する「日経カップ企業対抗ゴルフ選手権」ではスコア面でもチームを引っ張り、個人でも所属クラブのクラブチャンピオンや、パブリック選手権の東日本ブロック決勝進出といった実績を持つ。 そんな清水さんが、ゴルフ部の顔役となったのには訳がある。もともと、個人の趣味として続けてきたゴルフだったが、転機が訪れたのは2015年の暮れ。会社幹部の会食で日経カップ企業対抗の話題が持ち上がり、ゴルフ好きとして名が通っていた清水さんへ「日経カップに出るつもりでちょっと考えてくれ」と声がかかった。 「話が来たのが年末だったのですが、急いで大会のホームページなどでレギュレーションなどを調べ、弊社ゴルフ部を立ち上げたケースを想定した会則や社内選考のルール、運営するうえでの予算取りなどをまとめて、正月明けに提出したんです」 年末年始返上で作成した提案書が無事通り、その年の9月、初出場した予選ブロックでは、清水さん自身がチームのベストスコアの75で回って、チームは4位で無事予選を通過。大学ゴルフ部時代に好結果を残せなかった清水さんにとって、一生忘れられない思い出となった。