【勝手に“妄想”開幕オーダー・広島編】打線の目玉は2人の新助っ人 脇を固める好打者らの底上げが進めば――
2025年のプロ野球開幕は3月28日。球春到来はまだ先だが、ここでは“妄想”開幕オーダーを考えてみたい。今回は広島編だ(※選手の状況は2024年12月30日時点のもの)。 【動画】韓国で異彩を放つパワー! 元広島デビッドソンの特大弾を見る 24年シーズンは夏場に首位に立った広島だったが、9月に入ると歴史的な大失速。優勝どころかクライマックスシリーズ進出すらも逃してしまった。夏場以降の停滞を招かないためにも今季は選手層を厚くしてシーズンに臨みたい。 開幕戦は本拠地で阪神と対戦する。これは未発表だが、おそらくマツダスタジアムでの開催だ。相手は先発に才木浩人を立ててくるだろうか。23年MVPの村上頌樹、“広島キラー”の異名を持つ大竹耕太郎が抜擢される可能性もある。いずれも一筋縄ではいかぬ相手ではある。 そこで考える“妄想”開幕オーダーは下記の通りだ。 (中)秋山翔吾 (遊)矢野雅哉 (左)ファビアン (一)モンテロ (捕)坂倉将吾 (三)小園海斗 (二)菊池涼介 (右)野間峻祥 (投)床田寛樹 開幕投手候補は床田寛樹、森下暢仁、大瀬良大地の三つ巴か。甲乙つけ難いところだが、本稿では床田を推す。昨季はチームトップタイの11勝を挙げ、今季からは野村祐輔氏の「19」を引き継ぐ。堂々左のエースに成長した男が初陣を飾る。 床田とバッテリーを組むのは坂倉将吾で決まり。昨季も床田先発試合の大半でマスクを被っており、打撃面での貢献も期待できる。侍ジャパンでもマスクを被った26歳はクリーンアップの一角に置きたい。 打線の目玉は2人の新助っ人、エレフリス・モンテロとサンドロ・ファビアンだ。 モンテロは内野のコーナーポジションを守る右打者で、MLB通算21本塁打を放っている。その実績から「4番・一塁」を託したい。一方の外野手のファビアンは攻守のオールラウンダーとの評判が立ち、26歳ながらマイナーで通算104本塁打を記録。こちらは攻撃の幅を広げるマルチなプレーも期待して「3番・左翼」を担ってもらう。 菊池涼介&矢野雅哉の二遊間、秋山翔吾のセンターラインは盤石だ。野間峻祥も外野守備のうまさとシュアな打撃から、優先的に使っていきたい。 矢野は爆発的な運動能力と強肩ぶりで遊撃のポジションを確保。昨季終盤にかけて打撃の粘りも出てきた。背番号も「61」から「4」に変更され、期待の高さがうかがえる。 背番号変更といえば、小園海斗も「51」から「5」になった。昨季はつなぎの4番として、2本塁打ながら60打点を超え、勝負強さを見せつけた。今季は勝負強さを維持しつつ、もう少し違う打順で秘めたパワーを披露してもらいたい。 スタメン以外では、捕手に石原貴規とベテランの會澤翼が控え、内野は堂林翔太や田中広輔、二俣翔一あたりが絡んでくるか。ドラフト1位ルーキーの佐々木泰も初年度から自慢の長打力を見せられるか期待だ。外野には打撃に長けた末包昇太、田村俊介、さらには大盛穂や宇草孔基もいる。そして、特大のポテンシャルを秘める中村奨成の覚醒も楽しみにしたい。彼らの活躍が光れば、必然的に底上げは進むはずだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]