「ひったくりにあった」虚偽通報で警察官24人の業務妨害…偽計業務妨害の疑いで50歳の女逮捕
「ひったくり被害に遭った」などと虚偽の110番通報をして警察官の業務を妨害した疑いで、高知市の50歳の女が逮捕されました。 逮捕されたのは高知市南河ノ瀬町の無職の女(50)です。高知南警察署の調べによりますと女は12月4日の午後10時10分ごろ、高知市河ノ瀬町付近で「ひったくり被害に遭った」などと虚偽の110番通報をして、高知南警察署員ら24人の業務を妨害した偽計業務妨害の疑いがもたれています。 女は当時「後ろから走ってきたバイクに乗っていた人物に、現金6万5千円が入ったポシェットをひったくられた」「犯人は黒っぽい服装でヘルメットを被っていた」などと話していましたが、警察が防犯カメラの映像などを捜査する中で女による虚偽通報だった疑いが強まったということです。 調べに対し女は「ひったくりには遭っていない」と容疑を認める供述をしていて、警察が動機などを調べています。 高知南警察署では虚偽の通報を受けて、ひったくりへの注意を促すポスターを管内の金融機関などへ配布していましたが回収は行わず、引き続き年末に増える傾向にあるひったくりや空き巣などに注意してほしいとしています。
テレビ高知