<ここに注目>強打の山梨学院vs最速146キロ右腕擁する木更津総合 選抜高校野球
木更津総合・中西祐樹主将の話
今年は投打ともに、バランスの取れたチーム。目標である日本一を達成できるよう、甲子園でも自信を持ってプレーしたい。山梨学院は非常に力があるが、自分たちの野球ができればいい。
OBに楽天の早川隆久投手ら
1963年創立の木更津中央高と清和女子短大付属高を統合し、2003年に創立された私立共学校。約1800人が在籍する。建学の精神は「真心」。将来の目標に合わせて特別進学コース、スポーツコースなど九つのコースから選ぶことができ、22年度には美術コースが新設される予定。 部活動は柔道部が男子団体で21年のインターハイで初優勝するなど全国レベルの部が多数ある。野球部OBにプロ野球・楽天の早川隆久投手ら。
「誰かの支えあってこその野球」OB会長の磯野典正さん
高校時代は一塁手で、2年の秋にレギュラーの座をつかみました。3年の夏の千葉大会を前に右肩を故障し、レギュラーから外れました。故障を隠して夜間に後輩からノックを受けていたところ、当時の監督に「お前を使う予定はない。電気代がもったいない」と照明を消されました。悔しかった。監督はその後、「お前はチームのためにやりなさい」とちゃんとフォローしてくれ、自分で練習メニューを考え、ノックも任されるようになりました。 選手はみんなレギュラーを目指します。挑戦する先にあるのは失敗じゃなく成功に近付く一歩で、成長につながります。そして、レギュラーだけが高校野球じゃない。野球は一人では何もできない。打撃練習の投手や球拾い、応援してくれる人、誰かの支えがあるからこそ野球ができると思ってほしいです。