206cmの日本代表・渡辺伶音率いる福岡大大濠が2年連続のウィンターカップ4強進出「日本一だけを目指してやってきた」
◆バスケットボール全国高校選手権・第5日▽男子準々決勝 福岡大大濠(福岡1位)79―67八王子(東京)(27日・東京体育館) 福岡大大濠が八王子に勝利し、2年連続の4強進出を決めた。11月のアジア杯予選の日本代表に高校生で唯一選出された206センチの渡辺伶音(3年)は13得点10リバウンドで今大会2度目のダブルダブルを記録。両チーム最多の4ブロックもマークし、勝利に貢献した。 試合を通してゴール下で存在感を見せ続けた渡辺だが、「後半、少し失速してしまった」と最大28点差から12点差に詰められたことを反省。「自分たちが決められない時間帯にリバウンドが取りきれなかったり、競り合いの部分で負けていた。そこは絶対にぼくらが負けてはいけないところだと思っているので、そこは修正できる」と振り返った。 代表では体のぶつけ方やファウルにならないディフェンスのやり方を磨いたという渡辺。ジョシュ・ホーキンソン(SR渋谷)らから毎日のように練習の中でアドバイスをもらったといい、「ディフェンスの考え方がすごい変わった」と手応えを明かした。 準決勝は東山(京都)との対戦。一つ前の試合で劇的な逆連勝利を飾った相手を「すごいオフェンスの引き出しが多いチーム」と分析すると「僕らは1年間オフェンスもですけど、ディフェンスにかなり力を入れて頑張ってきた。日本一だけを目指してやってきたので、気を引き締めて。すごいタフなゲームになると思いますけど、日本一のチームということだけを信じてやりたい」と力を込めた。
報知新聞社