戦時下のウクライナで賑わう「ワインツーリズム」ワイナリー見学や試飲ツアーが盛んに
物流網の崩壊や労働力不足などの困難にもかかわらず、南部オデーサなどの豊かなワイン文化を、美しいぶどう畑を巡りながら堪能するワインツーリズムが人気を集めている
同国では自由化と近代化の波が押し寄せた2000年代からワイン生産の「復興」が始まった。 【動画】ソムリエが解説する歴史と伝統の「ウクライナワイン」 戦争による物流網の崩壊や労働力不足などの困難にもかかわらず、その成長は順調に進んでいる。 古くからワイン造りの伝統があったこの国で、特に中心地となるのが南部オデーサや西部トランスカルパチア地方。今もワイナリー見学や試飲ツアーが盛んで、観光客は暗いニュースなど忘れてワインの味を楽しんでいる。 [柴田裕史(在ポーランド、Ago-Ra IT Consulting代表)]