災害の危険度高まる 西日本～北日本 週明けにかけて大雨警戒
西日本から東日本では7月2日（火）にかけて、北日本では7月1日（月）にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や突風に注意が必要だ。また西日本では、局地的に竜巻などの激しい突風にも注意したい。
広範囲で大気不安定
梅雨前線が華中から朝鮮半島を通り西日本にのびている。日本海西部の前線上の低気圧が東北東に進んでおり、7月1日（月）にかけて北日本を通過する予想だ。7月2日（火）は、前線が西日本から東日本にかけて停滞する。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定になり、非常に激しい雨が降る所がある見込みだ。 これまでの大雨により土砂災害の危険度が高まっている所がある。
予想雨量
西日本から東日本では7月2日（火）にかけて、北日本では7月1日（月）にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みだ。 ＜7月1日(月)午前6時までの24時間予想降水量(多い所)＞ 東海 200ミリ 東北、北陸、近畿、九州北部 180ミリ 中国地方 150ミリ 北海道 120ミリ ＜その後、2日(火)午前6時までの24時間予想降水量(多い所)＞ 近畿 200ミリ 中国地方、九州北部 150ミリ 東海、北陸 100ミリ 北海道 50ミリ ＜その後、3日(水)午前6時までの24時間予想降水量(多い所)＞ 北陸 120ミリ 東海、近畿、中国地方 80ミリ
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や突風、局地的には竜巻などの激しい突風にも注意が必要だ。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてほしい。また、ひょうが降るおそれもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要となる。
