登山の基本をサクッと押さえる!レイヤリングで快適な山行を
春の低山ハイキング
・ベース:速乾性Tシャツ。 ・ミッド:薄手のフリース。 ・アウター:軽量のウィンドブレーカー+レインジャケット。
夏の日本アルプス(宿泊登山)
・ベース:速乾性ジップネックシャツ。 ・ミッド:薄手のベスト(必要に応じて)。 ・アウター:レインジャケット+インサレーション(ダウンなど)。
秋の日本アルプス(宿泊登山)
・ベース:長袖のウールのジップネックシャツ。 ・ミッド:フリースまたはダウンジャケット。 ・アウター:防水透湿性のハードシェル。
レイヤリングのコツ
・行動開始時は少し肌寒いくらいが適温。 ・こまめな着脱で体温調整を行う。 ・休憩時は汗冷えを防ぐため、すぐに保温レイヤーを着用。 ・風の強い稜線では防風性の高いアウターを活用。 ・雨天時は速やかにレインウェアを着用。
普段着で山に行ってはいけない理由
ここで注意したいのが、普段着で山に行くことの危険性です。日常生活で着用する服は、登山に適していない場合がほとんどです。以下に、普段着で山に行ってはいけない理由をいくつか挙げます。 ・低体温症の危険性:ジーンズやTシャツなどの綿素材は汗を吸うと乾きにくく、体温を奪いやすいため、低体温症のリスクが高まります。 ・機能性の不足:普段着は防風・防水・透湿性などの機能が不十分で、急な天候変化に対応できません。 ・動きにくさ:タイトな服装や重い素材は、登山時の動きを制限し、疲労を増大させる可能性があります。 ・肌荒れのリスク:通気性の悪い服装は、汗をこもらせてあせもの原因となります。山での長時間の歩行中にあせもができると、不快感や痛みで登山を楽しめなくなってしまいます。 ・靴擦れの危険性:普段使いの靴は登山に適していないため、長時間の歩行で靴擦れを起こしやすく、重大な怪我につながる可能性があります。 これらのリスクを避けるためにも、適切な登山用ウェアとシューズを用意し、レイヤリングの技術を活用することが大切です。
まとめ
レイヤリングは、登山を安全かつ快適に楽しむための重要な技術です。気温や天候の変化に柔軟に対応できるよう、適切な素材と組み合わせを選び、こまめな着脱を心がけましょう。また、普段着での登山は様々なリスクがあるため、必ず適切な登山用ウェアを準備しましょう。 レイヤリングの基本を押さえ、実践を重ねることで、あなたの登山ライフがより快適で充実したものになるはずです。安全で楽しい山歩きのために、ぜひレイヤリングを活用してください。 編集:竹中侑毅
FUNQ編集部