【注文住宅vs建売住宅】実際の購入者から後悔体験談から学ぶ。結局どっちを選べばいい?
国土交通省が2023年(令和5年)4月28日に公表した建築着工統計調査報告(令和4年度計)によると、2022年度の新設住宅着工戸数は、持家(注文住宅)が24万8132戸で前年度比11.8%減。 【住宅の一覧表】一戸建ての着工数「持家(注文住宅)」は24万8132戸で前年度比11.8%減に 分譲一戸建住宅(建売住宅)が14万4321戸で、前年度比0.1%増でした。 持家(注文住宅)が一年前の増加から再び減少に転じているのに対し、分譲一戸建住宅(建売住宅)は2年連続の増加となっています。 注文住宅と建売住宅の違いは、注文住宅が自分で選んだハウスメーカーや工務店と「建築工事請負契約」を取り交わして建てる新築住宅であるのに対して、建売住宅とは土地と新築住宅とがセットで販売されているもののことをいいます。 それぞれにメリットとデメリットがあるため一概にどちらが良いとはいえませんが、予算や住まいに求める要望、ライフスタイルに合わせて選択するのが一般的です。 そこで本記事ではそれぞれのメリットとデメリットを実際の体験談を交えながら紹介したいと思います。 ※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
注文住宅のメリットとデメリット
注文住宅のメリットとデメリットには次のようなものがあります。 (メリット) ・間取りや仕様、設備などを自由に選択することができる ・木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造といった工法を自由に選択することができる ・建築の過程や施工品質をその都度確認、チェックすることができる ・予算に応じて建物の仕様・設備などを調整することができる (デメリット) ・建売住宅と比較して高額になることが多い ・工事に着手する前までに業者との綿密な打ち合わせが必要になるので、完成・引き渡しまでに時間がかかる ・契約しても完成した建物をイメージしにくい ・住宅ローンを利用することができる金融機関が限定される ・土地の取得やそれに伴う費用の支払いなどに手間がかかる(土地の取得から行う場合)