横綱照ノ富士「あとは感覚戻すだけ」大関大の里に3勝4敗 3場所ぶり出場へ手応え
相撲初場所(1月12日初日、東京・両国国技館)に向けた横綱審議委員会(横審)による稽古総見が6日、同所で行われ、2場所連続全休中の横綱照ノ富士(33=伊勢ケ浜部屋)が大関大の里と三番稽古を行い、連続7番で取って3勝4敗だった。 【写真】一番マグロのトロの部分を食べる照ノ富士 土俵で相撲を取るのはこの日から。力強く相手を押し出したか場面もあれば、まわしを切られて土俵を割るシーンも。この日の内容について「普通だったのでは」としたうえで、「体重のかけ方とか、細かい所を修正していけばいいかな」と振り返った。初場所に向けて体はつくってきたという。「あとは感覚を戻すだけじゃないかな」と自身の課題を分析した。 名古屋場所で10回目の優勝を遂げたが、その後は持病の糖尿病や膝痛などの影響で2場所続けて全休した。現在の体調については「ぼちぼち」と口にし、糖尿病の症状についても「ないわけではない」と苦笑い。それでも先場所前と比べると、体調自体は確実にアップしている模様。「大関と稽古ができるようになってきた。これからペース上げていければいいかな」と、3場所ぶりの出場に向けて手応えを口にした。【奥岡幹浩】