大阪マーベラス、デンソーエアリービーズの2強が抜け出す。SVリーグ 女子第11節の結果
2強+3チームという上位陣の構図で2025年を迎えた「大同生命SV.LEAGUE(SVリーグ)」女子は、新年最初の週末に第11節の7カードが開催。
直近2節の展開をなぞる形で、上位2チームがリーグ下位のチーム相手に連勝したのに対し、これを追う3チームが揃って勝率5割未満のチームに1敗を喫し、またも足踏みしたことで、2強状態がより鮮明に描き出される状況となった。
首位で2025年を迎えた大阪マーヴェラスは、本拠地で未だ勝ち星のない群馬グリーンウイングスを迎え撃つと、GAME1から強さを見せつけビジターチームを圧倒。
大阪MVは25-15、25-16、25-15と、ストレート勝利で幸先良い新年のスタートを切ると、翌日のGAME2でも群馬に付け入る隙を見せることなく、セットカウント3-0の快勝で首位の座をキープした。
一方、ゲーム差なしの2位で第11節を迎えたデンソーエアリービーズは、敵地で13位のアランマーレ山形と対戦。
山下晴奈、石倉沙姫、コネオ カルドナ アマンダ ダニエラにボールを集めるデンソーは、A山形ビチェンコ オレクサンドラの攻撃力に手を焼きながらも、第1セットを25-20で先取すると、勢いそのままに続く2セットも連取し、ストレートの快勝で年明けの始動に花を添える。
すると、翌日のGAME2もほぼ同じような試合展開となり、第1セットを25-22で競り勝ったデンソーが、その後の2セットも支配的な流れから連取。2試合連続のストレート勝利で首位追走態勢を維持した。
上位2チームとの差を広げたくないNECレッドロケッツ川崎は、ホーム開催となった国立代々木競技場第二体育館で、クインシーズ刈谷と対戦。GAME1では佐藤淑乃と、ダシルバ ロレイナメアリーズが別格の攻撃力でチームを牽引し、セットカウント0-2からの逆転勝利で観客を大いに沸かせる。
しかし、翌日のGAME2ではセットカウント2-1でNEC川崎が試合の主導権を握るも、要所でブロックを決めた刈谷が第4セットを奪取し、フルセットマッチに持ち込む。第5セットでは試合で出色のパフォーマンスを見せた刈谷のカヤ グロベルナがチームを勝利に導く獅子奮迅の働きを見せ、このセットを18-16で競り勝ち、強豪から勝利を挙げることに成功した。