Jリーグ“最強”クラブは? パワーランキング33位。J3とは思えぬ人気ぶり! J1クラブを上回るのは?
サッカークラブの持つ影響力は単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものがある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、成績、人気、育成、売上の4つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブはどこなのだろうか。※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値。
33位:松本山雅FC 2024リーグ戦成績:4位(J3) 2024シーズンホームグロウン人数:4人(27位タイ) 2024リーグ戦ホームゲーム平均入場者数:8,489人(28位) 2023年度営業収益:約14億5600万円(32位) 2024シーズンの松本山雅FCはJ3リーグを4位で終え、J2昇格プレーオフに進出。決勝でリーグ戦3位のカターレ富山に引き分けたため、松本山雅は来季もJ3にとどまることになった。 しかしクラブの規模は3部クラスを逸しており、2024シーズンのリーグ戦におけるホームゲーム平均入場者数8,489人は同カテゴリーのトップだ。2025シーズンからJ1を戦う横浜FCよりも動員規模は大きく、そういった規格外のサポートはチームの強みである。 これまでに2シーズンJ1で戦った経験もある松本山雅の悩みは、2年連続で赤字を計上している点だ。2022年度は約1億1300万円、2023年度は約2億500万円の純損失を出している。 親会社を持たないチームにとって、この規模の赤字は重くのしかかる。その意味でも、ファン・サポーターの支持は重要だ。後押しを続けてもらうためにも、上のカテゴリーを目指すことは至上命題だろう。コロナ禍を除き、直近3年間のスタジアム平均入場者数は微増している。どうにかその情熱に報いたいところだ。
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