〔欧州株式〕軒並み下落=英0.63%安、独1.96%安(13日)
【ロンドン時事】13日の欧州株式市場は軒並み下落した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比51.81ポイント(0.63%)安の8163.67で引けた。 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は1.96%安、フランスCAC40種指数は1.99%安、ストックス600種株価指数は1.31%安だった。 欧州連合(EU)欧州委員会は前日、中国製の電気自動車(EV)に最大38.1%の追加関税を課す方針を表明。中国政府による報復への懸念から、自動車株を中心に売り込まれた。米連邦準備制度理事会(FRB)が前日公表した最新の政策金利見通しで、年内の利下げ回数の想定が1回に減ったことも株価を下押しした。 FTSEの構成銘柄では、資産運用大手インターメディエイト・キャピタル・グループが5.36%安、建機レンタルのアシュテッド・グループが4.58%安、住宅大手パーシモンが3.81%安と下げを主導。一方、市場予想を上回る好決算を発表した医療・安全装置メーカーのハルマが13.36%高と急騰したほか、通信大手BTは4.33%高、水道大手セバーントレントも4.18%高と買われた。 DAXでは、自動車大手フォルクスワーゲン(VW)グループの持ち株会社ポルシェSEが5.83%安、総合電機大手シーメンスが4.08%安、通販大手ザランドが3.68%安。自動車部品大手コンチネンタルとVWもそれぞれ3.58%安、3.47%安と売られるなど、全面安の展開となった。