「仕事が楽しくない…」自分を幸せにするキャリアを手にするための5つの質問
4. キャリアの「意図」は?
こうして基準を定めたら、次にその基準で何が達成できるか考えてみましょう。これが自分の「意図」となります。 キャリアの「意図」には、2段階あります。 まず、本当にやりたいことを真剣に考えざるを得ない転機に直面したとき。騙し騙しやってきたものの、「これ以上は耐えられない」状況になってはじめて、行動を起こさざるを得なくなります。 次に、自分のキャリアの基準を明確にする必要があります。周りに宣言しないまでも、少なくとも自分のなかでは明確にしておきましょう。 私の場合、組織内の政治に耐えられなくなって、初めて何かを変えなければと決心しました。「より充実した仕事をしたい」「さらに納得できる働き方を見つけたい」と思いました。 こうして自分の意図するところを明確にしたおかげで、キャリアの基準を追求できるようになりました。
5. キャリアの基準を満たすには?
そして最後に、こうして定めたキャリアの基準に到達するための具体的なステップを考えてみましょう。 私のケースでは、自分にとっての基準と意図が明らかになった結果、従来のマーケティングのキャリアとは異なる道を進むことになりました。企業のマーケティングの仕事を辞め、最終的にはコンサルティングとしてのキャリアをスタート。 自主性や自由があり、また、私がキャリアにおいて何よりも望んでいた「仕事とプライベートのバランスの取れたプロフェッショナルな経験」を積むことができるようになりました。 仕事での幸福感を高めるには、「自分の基準を満たすものを手に入れたい」「こんな気持ちで働きたい」、そしてもっとも重要なのは、「自身を尊重しているからこそ、これらの基準を追い求めていいんだ」と、まず自分自身に言い聞かせることからはじめましょう。 そうすれば、はっきりと意図的な選択ができるようになり、満足のいくプロフェッショナルの道が拓けることでしょう。 Originally published by Fast Company [原文] Copyright © 2024 Mansueto Ventures LLC.
永木久美/OCiETe