資産1.8億投資家が伝授「日本の優良企業100選」 「世界シェア1位」鳥取県のニッチ企業とは?
1.コスト・リーダーシップ戦略 圧倒的な低コストにより高い市場シェアを獲得できると、原材料の大量購入や、さらなるコストの引き下げも可能に。 低コストが実現するとマージンは大きくなり、利益が蓄積されます。 低コストのリーダー的地位を維持するためには、蓄積された利益を最新の設備や機械へ投資し続けることが必要不可欠です。 2.差別化戦略 差別化に成功すると、顧客のブランドに対する忠誠心や愛着が芽生えます。
このことは、顧客が価格によって商品を選ぶのではなく、ブランドによって選択することになり、マージンを高めてくれることを意味します。 3.集中戦略 集中戦略が機能すると、その狙いを定めた戦略ターゲットにおいて、コストリーダーの地位を得られるか、差別化に成功するか、上手くいけばその両方が期待できます。 日本セラミックの会社規模は決して大きくないものの、特定の分野へ集中的に経営資源を注ぎ込むことで、世界シェアトップの座を獲得するに至っています。
会社規模は大きくなくとも、局地的には競争優位を確保できているケースの1つです。 なお、日本セラミックの配当政策は「収益力の向上に努め、事業の発展の基礎となる財務体質を確保した上で、資本コストに配慮した株主還元を行う」としています。 業績に応じて減配の可能性も一定程度あるため、配当利回りのみをもって投資判断とするよりも、PERレンジやPBRレンジなどを含めて、複合的な投資判断が求められる銘柄となります。
長期株式投資 :「日本の配当株」メインの個人投資家