「年の差カップル」は長続きする? 人気セレブにも多い「年の差婚」の離婚率を専門家が解説
日本でも芸能人の21歳差、15歳差といった年の差婚は話題になるけれど、ひとたび視線を世界に向けると、海外セレブの間では年の差婚や年の差カップルはさらにスケールが大きい。かのミック・ジャガーは44歳年下のパートナーと2014年から交際中だし、リチャード・ギアは34歳年下の アレハンドラ・シルバと2018年から結婚生活を継続中。 【写真】最高44歳差!仲睦まじいセレブ年の差カップル37 でも、生まれ育った時代が大きく違う年の差カップルって、年齢が近い同世代カップルと比べて長続きしやすいのだろうか? 今回は、年の差婚の離婚率についての調査結果とそこからわかる年の差カップル長続きの秘訣について、イギリス版ウィメンズヘルスが恋愛エキスパートに聞いてみた!
数年前にエモリー大学で3,000人の男女を対象に行った調査によれば、「同年代のカップルに比べると、5歳差のカップルでさえ離婚率が18パーセント上がるという結果になった」と言うのは、恋愛エキスパートのジェシカ・オライリー博士。 10歳差カップルは39パーセント、20歳差カップルは95パーセントまで離婚率が上昇。その一方で、1歳差カップルの離婚率は3パーセントと低めの結果に。 しかしながら、「この調査の結果は大げさかもしれない」とオライリー博士は話す。最新の研究によると、エモリー大学の調査データは、離婚率を年齢差だけで正確に予想することはできないと判断されたそう。 その後、研究者は「年の差」と「離婚」に相関関係があるのは確かだだけれど、離婚のリスクを測ることはできないと認めている。 それもそのはず、「パートナーとの相違点は数知れない」と、オライリー博士。文化や地理や家族歴、教育、収入、性格や価値観など、パートナーと異なることは数知れない。 実際、20歳離れたパートナーを持つと良い面もあると話すのは、ジーン・グリア博士。「年下のパートナーは、関係性にバイタリティーをもたらし、年上のパートナーは経験や知恵を共有して関係性のバランスを取ってくれる」 エモリー大学の調査や専門家による分析はさておき、カップルの「理想的で完璧な年齢差」なんて見抜くことはできないのかもしれない。 「年齢差だけで恋愛の成功を正確に予測することなど不可能。どんなに調査データを集めようと、結婚の将来なんて、誰もが予測できない」とオライリー博士は繰り返す。 また、「確実に関係を終わらせてしまう過ちの一つは、年齢差にこだわりすぎることだ」と語るのは、心理療法士のティナ・B・テッシナ博士。 「関係がうまくいっているならコミュニケーションを大切にし、問題への解決能力を養い、愛し合うこと。年齢差なんかより断然大切なこと!」 周りで問題を抱えている年の差カップルがいたら、それは年齢ではなく、二人の問題かも。愛の感じ方には5つの形があるということを知れば、すれ違いの原因がわかるかも。 ※この記事は当初アメリカ版ウィメンズヘルスに掲載されました。 ※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。