悩める部下にどう接すればいい…?リーダー・マネージャーのための「ちょうど良い距離感の寄り添い方」
少しの融通を利かせることに寛容になる
プライベートな問題に対処しなければならない状況では、ほんの少しの調整をするだけで大きな違いが生まれることがあります。 たとえば、始業時間を少しフレキシブルにするとか、日中の休息時間を少し増やすとかいったことかもしれません。ちょっとした融通を許すことで、その人は支援されていると実感できますし、チームのほかのメンバーも自分問題が発生した時でもマネージャーは手を伸ばしてくれるとわかってもらえます。 フレキシブルであることで、信頼が築けるのです。単なる労働者としてではなく、1人の人間として考慮されているとチーム・メンバーにわかってもらえれば、たとえ困難な状況に陥ったとしても、みんなモチベーションを維持し、仕事に励めるはずです。 結論になりますが、困難に直面している人をサポートするときには、共感と実用性のバランスを考えなければなりません。問題をすべて解決できなくとも、相手を気にかけたり、積極的に話を聞いたり、可能な場合にはなんらかの調整をするというだけで大きな違いになるものです。 チーム・メンバーをサポートできるマネージャーであるために、すべての答えを用意する必要はありません。必要なときに、あなたがそばにいるだけでよいのです。 Originally published by Fast Company [原文] Copyright © 2024 Mansueto Ventures LLC.
嶋谷和幸/OCiETe