「モンスター」環境汚染訴訟で亮子(趣里)が炙り出した真のモンスター 「テレビでメディアを斬っちゃうの、ゾクゾクした」
趣里が主演するドラマ「モンスター」(カンテレ・フジテレビ系)の最終話が、23日に放送された。(※以下、ネタバレあり) 亮子(趣里)は、産廃処理業者のサカミクリーンを調査すると、帝東電機の産廃物を扱う従業員に健康被害が出ていることを突き止める。法廷でその事実を公表した亮子は、サカミクリーンの代理人である粒来(古田新太)とともに、帝東電機に対して損害賠償請求を行う計画を立てる。 損害賠償請求には、サカミクリーンの従業員だけでなく、山遥村の村人たちの健康データも必要不可欠だったが、帝東電機は日本有数の大企業とあって、村人たちはその非を信じようとせず、むしろ、反社であるサカミクリーンこそが悪者だと非協力的だった。 裁判では、亮子が帝東電機の従業員にも健康被害が出ている可能性を指摘。しかし、提出された健康データに問題は見当たらない…。次の法廷で、帝東電機でファストチップの研究を行う竹内研究員が法廷に立つ。すると亮子は、竹内研究員に家族と一緒に住んでいるのかと質問する…。 さらに後日、亮子はサカミクリーンの従業員たちに協力を求め、どうでもいい内容で次々と訴訟を起こす…。その後、亮子たちは竹内研究員の家族と出会い証言を求めると、法廷で帝東電機の産廃が地下水を汚染していたことを立証する。 またある日、帝東電機の環境汚染がSNSで話題となる。その後、亮子たちは村民たちの健康診断の結果を入手することに成功する。すると、帝東電機は和解の意思を示して、賠償金を支払うことに。そして、住民説明会で帝東電機が村民たちに謝罪をすると…。 放送終了後、SNS上には、「テレビでここまでメディアを斬っちゃうの、ゾクゾクした。SNSでバズれば大企業も動かせるということの違和感まで描くのは痛快だった」「審判の枠の外に真実があるというテーマで一貫していてなかなかの名作だった」「住民の軽薄さが巨悪を温存させると指摘し『何のために生きてる?』と視聴者に問う。社会の闇をえぐった傑作だった」などのコメントが投稿された。 また、このほか「『大企業が悪いことをするわけがない』『テレビでやってたから真実』という古い価値観が覆される最終回だった」「そうか、欲望に飲み込まれた人間たちがモンスターだったな」「最終回、続編がありそうな終わり方だった」「今後も杉浦は亮子に振り回されるんだろうな」などのコメントが投稿された。
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