<PLAYER'S VOICE 特別編>現役プロ野球選手が肌で感じた都市対抗野球の魅力【セ・リーグ編】
船迫大雅(西濃運輸→巨人)「泥臭い姿がカッコいい」
2021年(92回大会)に1回戦で日本製鉄かずさマジックさんに敗れました。「野球人生最後だ」というくらいの思いで投げて、初めて150キロを出すことができました。プロ入りはほぼあきらめていたんですが、その150キロがあったからこそドラフトにつながったのもあると思います。気合を込めて投げたら5回に両足をつったのもいい思い出です。社会人の男たちが年齢関係なく、泥臭くやっている姿がカッコいい。それが社会人野球の魅力ですね。
度会隆輝(ENEOS→DeNA)「自分をつくってくれた大会」
本戦はトーナメント制なので、負けたら終わり。またプロ野球のリーグ戦とは違った、都市対抗野球大会でしか味わえない緊張感があります。一社会人として社業をやる中で戦う身として、一番ビッグで大好きな大会。僕にとっては最高の思い出で、すべてが今に生きている。プロに入れたのも、自分をつくってくれたのもこの大会なので感謝しかないです。ワクワク、ハラハラ、ドキドキ、本当にいろんな感情が詰まった素晴らしい大会です。
週刊ベースボール