井岡一翔 マルティネス戦仕切り直し希望「それがベスト」陣営も2~3月開催想定
プロボクシング元世界4階級制覇王者でWBA世界スーパーフライ級6位の井岡一翔(35=志成)の13度目の大みそか決戦が中止されると30日、発表された。31日に東京・大田区総合体育館で、井岡が同級王者フェルナンド・マルティネス(33=アルゼンチン)に挑戦する予定だったが、王者のインフルエンザ感染による体調不良を理由に、試合キャンセルとなった。30日には都内のホテルで井岡本人、マルティネス陣営のロドリゴ・カラブレッセ・トレーナー(50)が記者会見に臨んだ。 いったんは「中止」の発表となったものの、両陣営は「延期」という認識で一致している。井岡は「(マルティネス戦の仕切り直しで)やれるなら僕も戦いたい気持ちでいますし。それがベスト」と前向きな姿勢。マルティネス陣営のカラブレッセ・トレーナーは「もちろん井岡選手と試合をやりたいと望んでいる。プロモーター同士の話の中で解決していくことだが、私たちチームとしては井岡選手とやりたい」と同カードの再セットを希望した。 井岡が所属する志成ジムの二宮雄介マネジャーは「協議次第だが、次は絶対にやりたいと言っているので交渉していきたい」とスライドで再交渉していく意向を示した。開催時期についても言及し「暫定王者もいるので、早めにやりたい。会場もないので一からセッティング。2~3月頃? 早いほうがいいのでそのぐらいに」との計画を口にした。 なお興行自体は行われ、セミファイナルとして組まれていたWBA世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦となる同級9位堤駿斗(25=志成)-同級14位の元世界王者レネ・アルバラード(35=ニカラグア)戦がメインイベントに昇格する。試合前日の世界戦中止のため、希望者はチケット払い戻しが可能となる、詳細は志成ジムの公式サイトで発表されるという。