エンソ・フェルナンデス、人種差別チャントを謝罪「本当に申し訳ない」
アルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデス(チェルシー/イングランド)が、人種差別的チャントを歌っている動画が拡散されていることを受け、謝罪した。 14日に行われたコパ・アメリカ2024決勝でコロンビア代表を延長戦の末に1-0で下して大会連覇を果たしたアルゼンチン代表。祝賀ムードのなか、チームバスの中でエンソ・フェルナンデスが自身のSNSでライブ配信を行なっていると、選手らがフランス代表に対して人種差別的なチャントを歌っているところも公開されたことで大きな物議を醸している。 すでにフランスサッカー連盟(FFF)は法的措置を取る予定であるとの声明を発表しているほか、イギリスメディア『BBC』ではチェルシーもこの事態を深刻に受け止め、調査に動き出したことが伝えられている。 また、チェルシーに所属するフランス代表DFウェズレイ・フォファナは自身のX(旧:ツイッター)やインスタグラムなどでエンソ・フェルナンデスがこのチャントを歌っている映像に「2024年のサッカー界、抑制されない人種差別」とのキャプションを添えて非難を表明。同選手に加え、DFアクセル・ディサシやDFマロ・ギュスト、FWクリストファー・エンクンクらチェルシーに所属するフランス人選手たちがエンソ・フェルナンデスのインスタグラムのフォローを外したことも明らかになっている。 そんななか、エンソ・フェルナンデスは自身の公式インスタグラムのストーリーズを更新し、「代表チームの祝賀会中に僕のインスタグラムチャンネルで発言したことについて心からお詫び申し上げます」と謝罪を表明した。 「あの歌には非常に不快な言葉が含まれており、これらの言葉に弁解の余地は全くない。僕はあらゆる形態の差別に反対しており、コパ・アメリカの祝賀会の熱狂に巻き込まれてしまったことを謝罪します。あのビデオ、あの瞬間、あの言葉は、僕の信念や性格を反映するものではない。本当に申し訳ありませんでした」
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