【ローリング・ストーンズ × ジャケ・ドロー】伝説的なアルバム“『Some Girls』のジャケット”に捧げられたユニークピース
ロックの歴史における象徴“ローリング・ストーンズ”のアルバム『Some Girls』をモチーフにしたユニークピース“ローリング・ストーンズ・オートマトン – Some Girls”。 【画像】ミニチュアサイズのギターやドラム、文字盤の造形をじっくり見る 発表された1978年当時の社会通念の許容範囲に収まるよう大幅な修正を迫られたという、ローリング・ストーンズのアルバム『Some Girls』をモチーフとしたユニークピースだ。 45年以上前に発表された『Some Girls』のアルバムジャケットは、初めはメイクを施して女装したストーンズが描かれていたそうだが、保守派の人々によってお蔵入りに、初版時はブリジット・バルドーやマリリン・モンローなど20世紀を代表する美女とストーンズを組み合わせたデザインが採用されている。 しかし、ストーンズは肖像権侵害で裁判を起こされ次々に敗訴。再びジャケットのつくり直しを余儀なくされると、究極のジョークとして女性のメイクを施したメンバーだけを起用し、元の女性の顔の部分を切り抜いて嵌め込んだデザインへと変更するも、やはり良識ある社会に対する侮辱と受け止められ、大きな批判を受けたという。
そんな伝説を持つアルバムと紆余曲折を経たそのグラフィックアートにオマージュが捧げられた本作は、今後量産を止めることが決定されたジャケ・ドローの“フィロソフィー・オブ・ユニーク”を踏まえ、完全に手作業でつくられたユニークピースだ。 文字盤上には、『Some Girls』のスピリットを踏まえ、ユニークなグラフィック処理が施されたミック・ジャガーの顔と、ポリッシュ仕上げが施された2本のゴールド製針をレイアウト。ストーンズ本来の居場所であるステージを模した中央の円には、ロン・ウッドとキース・リチャーズのギター、チャーリー・ワッツの最小限のドラムセット、ミック・ジャガーのマイクとハーモニカといったストーンズの楽器が、すべてミニチュアの彫刻で再現された。