カープ戦力外の戸根千明 社会人野球の日本新薬へ
広島東洋カープを昨秋に戦力外となった戸根千明(32)が、今季から社会人野球の日本新薬(京都)に加入する。7日、取材に応じ、「ステージは変わるけど、(33歳になる)この年まで野球ができることに感謝したい」と語った。 日本新薬は京都市を拠点とするチーム。島根・石見智翠館高、日大を経て、2015年ドラフト2位で巨人に入団。現役ドラフトで23年に広島に加入した戸根は「経験したことがない社会人野球の景色も見ることができる。培ってきた経験と知識を若い選手に伝え、プロ入りのサポートもできたら」と誓う。 昨年、広島の一岡竜司アナリストから「千明の球なら、まだ通用する」と言われるなど、周囲からの激励も支えにする。新天地に進む左腕は、「広島の方からもらったエネルギーには感謝している。都市対抗で戸根が頑張っているところを見せ、いいエネルギーを還元できたら」とプレーでの恩返しを約束した。
中国新聞社