実は英語よりも大切なことって!? 子どもが海外留学するのに本当に「必要な力」とは
4. 読解力をつける
読解力というと国語の能力のように感じるかもしれませんが、どの科目を学ぶにも、必ず「読解力」が必要です。多くの学生を見てきましたが、読解力の高い子は情報を取捨選択することが上手で、問題を解くスピードが速く、理解力も高いので学校の成績がいい子が多いです。英語の勉強をすることはもちろん大切ですが、日本語での読解力を身につけておくと、すべての勉強にも活かせます。 国際学習到達度調査(PISA)の読解力国際比較を見ると、日本の子どもたちの読解力ランキングは、2015年は8位でしいたが、2018年には15位にまで大幅にダウンしています。 留学に行くと、英語力は後から伸ばすことはできますが、読解力は意識しないと伸ばすことが難しいです。なので、幼少期から遊びながら鍛えることをおすすめします。 例えば、絵本を読み聞かせする、絵本の内容を要約して話してもらう、文字が読めるようになれば音読をするなどがおすすめです。また、子どもの頃から新聞を読むこともいいでしょう。 読解力は生涯にわたってとても役に立つ能力となるので、幼少期から養いたい能力の一つです。
英語力は後から身につけることもできる
今回は、留学するなら英語力よりも大切な4つのことをお伝えしました。この4つの点を幼少期から意識しておくと、何かを学びたいと思った時にも活かせるので、留学に限らず生きて行く上でも大切なスキルだと思います。 もちろん、留学に行く上で英語力が高いに越したことはありません。しかし、冒頭でお伝えしたように英語が出来ても自分の意見がない、思考力がないと結局何も伝えることができません。拙い英語だったとしても、伝えたい意見がある方がコミュニケーションが取れるのも事実です。 英語力は高校生以降でも身につけられます。なので、留学に行くことを意識し始めたら、英語の勉強だけでなく、今回ご紹介した4つのことも意識してみてくださいね。
【Profile】みたむ(@mitamu_life)
2歳女の子の母。新卒で勤めた大手金融会社を退職後、フィリピンへ語学留学。留学後は東南アジアを巡り、貧困、子どもの労働、価値観や宗教観の違いを目の当たりにして教育の重要性を実感。教育に関わる仕事をしようと決意。 その後カナダバンクーバーにて現地留学エージェントに勤務。日本帰国後も複数の留学会社にて知識と経験を積む。 今までに現地の語学学校や高校、大学を訪問した国は、米、豪、カナダ、NZ、英、台湾、フィリピン、メキシコ、ペルー、コロンビア、キューバなど。語学留学、親子留学、シニア留学、ジュニアサマーキャンプ、大学進学、大学留学、ビジネス留学、エアライン留学、海外インターンシップなど留学にまつわる幅広い分野を担当。日々現場の情報に触れ情報のアップデートを行っている。 Instagram:@mitamu_life