実は英語よりも大切なことって!? 子どもが海外留学するのに本当に「必要な力」とは
こんにちは。グローバル教育コンサルタントとして、海外留学の仕事をしながら2歳の娘を子育て中のみたむです。 日本人は清潔過ぎる!? 子どもが留学生との交流で得た「日本の常識は非常識かも」という視点 「子どもを海外留学に行かせてあげたい!」と考えているご家庭も多いと思いますが、留学するためには実は英語力以外でも大切なことがあることをご存じですか? 今回は、留学をするときに、実は英語よりも大切なことについてご紹介します。
「英語は話せるけど、自分の意見がありません」
ある日、帰国子女の学生が海外でインターンシップをしてみたいと言うので、どのような仕事をしたいのか、将来どんな仕事に興味があるのかを英語でインタビューをした時に、ほとんど何も答えられませんでした。そして、後から理由を聞いたところ、「英語は話せるけど、将来のことをあんまり考えたことがないし、自分の意見がないので話せません」と言うのです。正直、衝撃でした……。 英語を話せたとしても、そもそも自分の意見がない、考えたことがない場合、英語であっても日本語であっても意見が言えないのは当然ですよね。海外で学ぶ・働くということを考えたとき、英語力を上げることを一番に考えがちですが、大切なのは英語力ではないのだとそのとき痛感しました。
英語よりも大切な「留学するために必要な4つの力」
多くの学生たちを見て感じた、留学するために必要な4つの力について解説していきます。
1. チャレンジ精神や自己肯定感、自己効力感
まず、どんなに親が留学に行ってほしいと思っても、本人にやる気や行くつもりがない場合は、留学の成功はまずありません。 日頃から何でもやってみたい!楽しそう!と思えるように、子どもの“やってみたい”という気持ちを大切にして、チャレンジ精神を養ってあげるといいと思います。また、挑戦してみて「できた!」という気持ちが自己肯定感アップにつながり、「自分ならできる!」という自己効力感につながります。 海外留学に行くのは、いくつになっても不安な気持ちもあるので、それでもやってみたい!楽しもう、自分ならできる!そう思えるように、幼少期からの小さな挑戦の経験はとても大切です。 留学先では挫折するような経験もすることもあるでしょう。そこで挫けずに頑張る粘り強さや、自分を信じて頑張れる自己効力感が、留学成功のカギともいえます。