【高反発ヘッド】ジオテックヘッド×ジオテックシャフト。総重量約240gの超軽量カスタムを試打!【人気ゴルフ工房のぶっ飛びドライバーをキング・オブ・試打が語る】
●ヘッド/ジオテック クロト RE168cc MT 高反発仕様(10.5度)
「クロト」シリーズで初のカーボンクラウン採用することで低重心化。ヘッド重量が軽くなると落ちる可能性が高い、ヘッド慣性モーメントは一般的なヘッド(195g)と同水準で、ミスヒットへの寛容性の高さを維持。空気抵抗を軽減し、軽量ヘッドとの相乗効果で旧モデルとの比較ヒューマンテストでHS1.1m/sアップしたモデル。価格(税込)/ 5万9400円
●シャフト/ジオテック 無双 スーパー エアリアル ドライバー(Uni-1、46.25インチ)
「しなやかな一振りの中に輝る強さ」がコンセプト。フジクラ社の持つ軽量化技術と特殊な素材を組み込み込んだ。超軽量でありながら、高性能素材を使用することで、バット側のしなりも重視し、全体の剛性バランスを調整。またハイトルクにすることで、曲げ、ねじれ、潰れの剛性バランスを調整し、しなりが感じやすい振り抜きやすさを実現した。価格(税込)/4万1800円
HSが遅ければ遅いほど恩恵を受けるクラブ
ここからは堀越プロの試打結果とインプレッションをお届けしよう。 まず手渡した瞬間に「何これ、めちゃくちゃ軽いね」と驚きを隠せない堀越プロ。構えてみると「メーカー公表値でいえば59.5度とややアップライトなライ角ですが、構えてみると、もう少しありそうな印象です。アップライトなだけあって、しっかりつかまって飛んでくれそうなイメージがあります。素振りをすると、先ほどの感想のとおりすごく軽いのでHSはかなり上がりそうです(編集部で計測したところ総重量は236g)。ヘッド重量はかなり軽いのにワッグルしただけでシャフトがたわむので、かなり軟らかいシャフトだということがわかります。高反発ということでフェース面が薄いと思うので、HS40m/sくらいでまずは試してみたいと思います」と堀越プロ。
弾道計測器(ラプソードMLM2PRO)では、HS40m/sで打った1球目は、ボール初速が55.5m/sと高反発にしては速くなかったが、キャリーでは201.2Yとなかなかの飛距離性能をみせる。「打ち出し角が17.1度と高く、またスピン量も2721rpmと適度に入ったので、しっかり飛距離が稼げました。とはいえ、高反発なのに初速がでないのは何故だろう」といい、続けて数球試打。どれも打ち出しは高く、飛距離は出るが望む初速が記録されない。「飛距離性能が低いということはないのですが、おそらくボール初速が思ったより伸びないのはヘッド重量の軽さだと思います。いまは素材の改良で慣性モーメントが大きくなり、改善されているはずですが、かつては『ボール重量の4倍のヘッド重量がないと当たり負けして飛ばない』と言われていました。おそらくですが、このモデルは168gということで、HS40m/sくらいだとボール初速が出にくいのではないでしょうか」と分析する。 HSを落として打っていくと、HS35m/sくらいでミート率が1.5近くを記録する球が出始めた。「このスピード帯で初速がいい感じになったということは、クラフトマンの村上さんが言っていたように、ふつうのクラブでHS30~33m/sくらいゴルファーがこのクラブに替えて、ヘッドスピードが速くなり、飛距離アップしたというのは理解できますね」とのこと。 なお、ヘッドスピード40m/s前後で5球を打っての平均は下記のとおり。 ボール初速●56.3m/s 打ち出し角●17.4度 スピン量●1949rpm キャリー●205.5Y 総飛距離●227.3Y
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