東大生100人に聞いた!1日何時間勉強したのか。調査で見えた合格者の「時間の使い方」の共通点
まもなく受験シーズンが到来します。東大合格をつかんだ生徒たちは、どれぐらいの時間勉強していたのでしょうか。『東大生が教科別にわかりやすく教える 受験勉強法大全』を上梓した東大カルペ・ディエムの西岡壱誠さんが、志望校合格をつかむ時間の使い方を紹介します。 【図表を見る】東大生100人に聞いた!勉強・睡眠・休憩時間の使い方 ■何時間勉強すれば東大合格できる? 「ぶっちゃけ、東大ってどれくらい勉強すれば合格できるんですか?」 われわれはよく、学生からこんなことを聞かれます。たしかにこの質問は、受験勉強をした人なら、一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。
しかし、この答えはありません。「週◯時間勉強すれば誰でも合格できる!」というようなものはありません。 とはいえ、「東大に合格している人は、受験生時代に毎日どれくらい勉強していたのか」というデータは存在します。今回はみなさんに、東大生の勉強時間についてお話ししたいと思います。 まず結論からお見せしましょう。われわれは東大合格者たち(100人)に対して、受験期の平日と休日で、それぞれ「どれくらい勉強していたのか」と「どれくらい睡眠していたのか」「休憩時間は何時間とっていたのか」を聞きました。その結果はこちらです。
※外部配信先では画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください 補足すると、休憩時間は「勉強時間と睡眠時間以外」の時間です。そのため、お風呂に入っている時間や、移動の時間・食事の時間も含まれています。 ご覧いただければわかる通り、勉強時間は「平日約4.4時間・休日約10.5時間」が平均でした。 土曜日は学校がお休みだと考えると、だいたい週に43時間程度の勉強をしている計算になります。睡眠時間は7時間以上で、休日の休憩や食事・風呂の時間は6時間程度でした。
いかがでしょうか? 「そんなに勉強しているんだ! すごいな!」と考える人もいれば、「思ったほど勉強していないな。意外と勉強時間は少ないんだな!」と考える人もいるでしょう。 もちろんこのデータはあくまでも目安なので、人によってさまざまです。東大を目指す学校によっては、学校や塾の比重が大きい場合もあります。 ただ「週43時間勉強すれば東大に受かる」というわけでもないのです。とはいえ、いくつかこのデータから見えてくる「東大生の時間の使い方の共通点」もあります。以下で、3つ紹介させてください。