東大生100人に聞いた!1日何時間勉強したのか。調査で見えた合格者の「時間の使い方」の共通点
■時間の使い方の共通点 1 隙間時間を上手に活用している まずこの勉強時間のデータには、机に向かっている時間だけでなく、隙間時間の勉強も含まれています。 例えば学校への行き帰りの電車の中で勉強している時間や、学校の休み時間で授業の復習をしている時間も、ここに含まれます。 この4.4時間の内訳の中には、多くの「隙間時間での勉強」が含まれているのです。東大生の中には1時間以上も隙間時間で勉強をしていたという人もいました。
実際に話を聞いてみても、東大に合格した人は隙間時間の活用方法が巧みな場合が多いです。いついかなるときでも「ちょっとの時間で勉強できるように」と英単語帳やノートを持って勉強している人や、先生が「パワーポイントのセッティングをするのに1分かかるから、少し待っていてくれ」と授業準備をする間にも、勉強している人もいます。そのほうが成績も上がりやすいです。 学校以外でも、耳さえ自由な状態であれば、YouTubeで勉強系の動画を流したり、リスニングの練習をすることも可能です。家だったら、風呂時間を使って、勉強動画を流し見することもできますよね。満員電車の中でスタディサプリをラジオ感覚で聞いていたという東大生もいました。このような隙間時間も勉強時間にカウントすると、平日でも約4.4時間の勉強が可能になるわけですね。
2 自習の時間を重視している 次に、このデータは「学校や塾の時間を抜いた時間」であるということにも注目できます。学校や塾に頼り切るのではなく、自習の時間だけで、週43時間確保して東大に合格しているわけです。 これは、すごく努力をしているということでもありますが、逆にいえば、週43時間の勉強時間が確保できるように、塾の時間をコントロールしているという見方もできます。 週40時間以上ないと、授業や塾で習ったことを咀嚼することができないと考えている人も多いのかもしれません。