【ラグビー】同大が昨季からリーグ12連敗「同志社のジャージー背負っているプレッシャー」主将
<ラグビー関西大学リーグ:立命大38-22同大>◇第5節◇4日◇たけびしスタジアム京都◇観衆2302人 大学ラグビーの名門、同大が勝てない。立命大と接戦を演じるもミス、反則が重なり、勝負どころで突き放されて開幕5連敗を喫した。 昨季は同校史上初のリーグ戦7連敗を喫した。10年度以来2度目となった入れ替え戦は大体大に勝利し、Aリーグ(1部)残留も、復興の兆しは見えない。 ゲーム主将のSO村岡麟太郎(4年=東海大大阪仰星)は「同志社のジャージーを背負っているプレッシャーはあります。昨年に続いて勝てていない状況だが、気にしすぎていてもダメ。時間はかかるかもしれないが、未来の同志社に向けて1歩ずつやっていきたい」と言葉を振り絞った。 開始24分で3連続トライを奪われ、0-21と引き離された。ここから何とか耐えて、後半は一時、9点差まで詰め寄った。しかし、勝負所でのミス、反則。前後半に1回ずつ、シンビンによる10分間の退場があった。積極的にプレーした結果だが、試合の流れ的には痛恨だった。村岡も「計20分、14人で戦う状況になったのは体力、精神面で厳しかった。ここは反省しないといけない」と言った。 残りは2試合。24日に関大戦(天理親里)、30日には摂南大戦(花園)で最低でも1勝はしたい。中尾晃監督は「非常に残念な結果だが、あと2試合あるので何とか」。最多48度の関西制覇を誇る名門。2季連続の全敗だけが、何としても阻止したい。【実藤健一】