フランシスコとKKR、米学習管理システム会社の買収を検討-関係者
(ブルームバーグ): 米プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社のフランシスコ・パートナーズとKKRは学習管理システムプロバイダーの米インストラクチャー・ホールディングス買収に関心を示している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
非公開情報を理由にこれら関係者が匿名で明らかにしたところでは、インストラクチャーはアドバイザーと共に身売りの可能性を検討している。
関係者によれば、フランシスコとKKRの買収検討が実際の提案に結びつくとは限らず、インストラクチャーが上場維持を選ぶこともあり得る。また他の買い手候補が現れる可能性もあるとした。
インストラクチャーの株価はここ1年で7%下落し、現在の時価総額は約34億ドル(約5490億円)。ブルームバーグ集計データによると、米PE投資会社のトーマ・ブラボーがインストラクチャー株の80%超を保有している。ロイター通信は先に、トーマ・ブラボーがインストラクチャーの売却を検討していると報じていた。
トーマ・ブラボーとフランシスコ、KKRの担当者はいずれもコメントを控えた。インストラクチャーの広報担当にコメントを求めたが、直ちに返答はなかった。
原題:Francisco, KKR Are Said to Consider Takeover of Instructure(抜粋)
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Ryan Gould