7000万円級「アストンマーティンの頂点」は素晴らしいのか? V12ツインターボ搭載ヴァンキッシュの出来栄え
ライバルともいえるフェラーリも、2024年5月に自然吸気の12気筒エンジンを搭載した「12チリンドリ」なるスポーツGTを発表している。そのときフェラーリは「状況を見ながら、可能な限り長く12気筒を顧客に提供していきたい」としていた。 アストンマーティンも、やはり「顧客は12気筒を求めている」という。気筒数が多ければいいものではないが、“趣味のクルマ”には、さまざまな楽しさがなくてはならない。12気筒エンジンが、アストンマーティンの魅力のひとつであることに間違いはないのだ。
なお、価格は33万英ポンドというから、日本では7000万円クラスになると思われる。アストンマーティンの頂点に立つモデルだけあって、値段もそれにふさわしいものを、ということか。限られた人の楽しみであるのが、クルマ好きとしては惜しいと思うのも事実だ。 【写真】アストンマーティン「ヴァンキッシュ」のディテールを見る(30枚以上)
小川 フミオ :モータージャーナリスト