良作揃いで選べない……!ディプティックから、新コレクションが誕生
ディプティックから、"香りをもたない"自然を表現した新コレクションが登場。既存のラインからはボトルデザインも異なる、全5種のラインナップです。 【写真】並べてみてもとっても素敵……!インテリアにも もともとディプティックといえば、世界各地の情景を繊細に描き出したパフュームや、「紙に染み込むインクの香り」など、空想の旅へと連れ出してくれるフレグランスが印象的でした。そこから今度はどんな物語が生まれるんだろう? とわくわくしながら、早速お試し! ディスカバリーセット(¥30,400)をゲットしました。 上段の左端から、「CORAIL OSCURO (コライユオスクロ)」。珊瑚を表現した香りで、マンダリンやローズをつかった華やかなフローラルノート。そこにミネラルを加えることで、海風がふわっと香るよう。まるで、透明な海の水面に色鮮やかな珊瑚が映り、ゆらゆらときらめく幻想的な世界が目に浮かびます。 上段中央は、「BOIS CORSÉ (ボワコルセ)」。樹皮をモチーフにしているのですが、サンダルウッドをベースにブラックコーヒーを融合! そこにトンガビーンズの甘さもとけあって、「美味しそう」な匂い。 上段右端は、砂漠のバラを描いた「ROSE ROCHE (ローズロッシュ)」。ローズにパチュリを合わせ、一筋縄ではいかない力強さを感じます。 下段の右端は、「LILYPHÉA (リリフェア)」という睡蓮の香り。スーッと爽やかなカルダモンに、バイオレットリーフのみずみずしいグリーンノートが重なり、たおやかで美しい香り立ち。さながら、凛とした睡蓮の立ち姿のようです。 その隣は、「LUNAMARIS (ルナマリス)」。水面に映る月の光に、マザーオブパールの輝きをなぞらえたロマンチックなストーリー! ピンクペッパーが軽やかに弾け、インセンスが静けさを醸し出す、虹のように多彩な香調です。 どれも本当に素晴らしくて選べないのですが、個人的に1番お気に入りは、「BOIS CORSÉ (ボワコルセ)」。ウッディ×コーヒーという他にない斬新さと、ほろ苦さと甘さがまろやかに調和したグルマンノートが唯一無二! 個性がありながらも、落ち着きと洗練を醸し出します。 そして、この香調で樹皮を表現しているというのも驚きです。まるでaikoさんの「カブトムシ」の歌詞「甘い匂いに誘われたあたしはカブトムシ」に、香りをつけたみたい。ミステリアスな男性の横顔や、忘れられないひと夏の恋のように、一度かぐと心を掴んで離さない蠱惑的なフレグランス。これから秋が深まる季節にもぴったりだと思うので、ぜひお試ししてみてください。 ◇エディターMICHISHITA