スイーツのプロ推薦! 富士山天然氷と自家製シロップで作る、こだわりが強すぎるかき氷
同店の氷は、本田さんが納得いく氷を自ら探し歩いて見つけた「富士山天然氷」を使用。冬の寒さの中、衛生管理の行き届いた場所で3週間かけてじっくりと凍らせることにより、透明度が高く不純物が少ないきれいな氷が出来上がるのだそう。そうしてできた氷は柔軟性があり溶けにくく、薄く削れるため、従来よりもふわっとした食感になるそうです。
今では珍しい手回し式のかき氷機に氷をセットしたら後は削るのみ。その日の温度や湿度によって回転速度を変えているそうです。また氷を削る「刃」は特注で作ってもらい、季節ごとに刃の角度を変えているため、刃研ぎは自分で行っているそう。夏は鋭角にして回転数を上げ、冬は湿度が低いため、刃の角度を緩くしゆっくり削っています。こちらもまたすごいこだわりです!
こだわりは氷や削り方だけではありません! シロップはすべて自家製のものを使用し、果物(ピューレ)にはほんの少しの砂糖を加えるのみでほぼ自然のまま。素材の旨みがしっかりと感じられるよう一つひとつ丁寧に作っています。休日はいろいろなスイーツ店をまわって味やデザインを勉強し、氷に合うシロップを研究しているそうです。
そんなこだわりの素材で作るかき氷は、通年と季節限定で15種類以上あり、どれを選んだらいいか迷ってしまうほど。「納豆きなこ(黒蜜付き)」や「マンゴーうめレアチーズ」など、珍しい組み合わせもあるので、悩む時間も楽しそうです。 今回はそんなこだわりかき氷の中から、僕がおすすめしたいとっておきの2品をご紹介します。
僕のスペシャリテ!!! いちごシロップたっぷりのショートケーキ風かき氷
同店のかき氷はどれを食べても絶品。その中でも僕が一番におすすめするのは「いちごミルクショートケーキ風」1,450円。ふわふわの氷に練乳と自家製いちごシロップをたっぷりかけ、トップに純生クリームといちごをトッピングした、まさにショートケーキのようなかき氷です。
練乳をまとったふわふわの氷は、口の中ですぅーっと消える感覚。国内屈指の名水として知られる富士山の天然地下水で作る氷が、唯一無二の口どけを演出しています。また自家製のシロップは、いちごのおいしさがギュッと凝縮した甘酸っぱい味わいで、すっきりとした氷とベストマッチ。いちご本来のおいしさがしっかりと感じられます。甘酸っぱいいちごとコクのあるまろやかな練乳のマリアージュは、一度食べるとやみつきになること間違いなし!