NBA挑戦中の富永啓生が日本代表の活動に参加するため一時帰国「パリ五輪で活躍し、多くのチームからオファーをもらえたら」
「日本バスケの新しい歴史を作っていきたいです」
この時期に日本に戻ってきたことからもわかるように、富永はこれから日本代表チームに合流し、パリオリンピックに向けたトレーニングをスタートさせる。今後行われる各チームのワークアウトや、NBAの登竜門とされるサマーリーグには出場せず、代表活動に専念すると明言。「パリで活躍して、より多くのチームからオファーをもらえたらと考えています」と話す通り、パリ五輪で良いパフォーマンスを見せ、そこからNBA入りの活路を開くという青写真を描いている。 「ワークアウトは代表合宿に戻るまで、と自分で決めていました。NBAはもちろんですが、代表、そしてオリンピックに対する思いも強いので。日本バスケの新しい歴史を作っていきたいし、オリンピックはたぶん一生忘れられない出来事になると思うので、悔いのないようにやっていきたいです。まずは自分たちのバスケを出し切ることで結果がついてくると思う。100%、いや、120%の力を出したいです」 昨年の『ワールドカップ2023』で、日本中を歓喜の渦に巻き込んだ天性のシューター。幼い頃から思い描く夢へのステップアップのためにも、世界最高峰の舞台を楽しみ、歴史を変えるというミッションを楽しみ、多くのシュートを沈めて我々を楽しませてくれることに期待したい。
青木美帆