広島・新井貴浩監督

■プロ野球　広島4×ー3ヤクルト　（27日　マツダスタジアム） 広島はヤクルトに今季初のサヨナラ勝ち、今季3度目の同一カード3連勝で36勝27敗4分の今季最多貯金9とした。1点を追う9回、ヤクルトの守護神・田口に上本がヒット、小園の犠打で1死二塁の好機も堂林が空振り三振、しかし石原が13球粘った四球を奪い取り2死一・二塁から坂倉がレフトへ2点タイムリーツーベースを飛ばし今季初のサヨナラ勝ち。 先発・アドゥワ誠は今季11度目の登板、試合前まで5勝2敗、防御率3.15。前回の交流戦最終戦6月16日・楽天戦は6回を5安打5失点（自責3）で負け投手。ヤクルト戦は今季初登板。 アドゥワは1回1死から山崎と長岡に連打され一・二塁に。村上のショートへの飛球を小園が落球、二塁走者・山崎に本塁に還られ1点を先制される。なお1死一・二塁でサンタナを遊ゴロ併殺打に打ち取った。 矢野がベンチ。1番センター・秋山、2番ライト・野間、3番サード・上本、4番ショート・小園、5番レフト・堂林、6番キャッチャー・石原、7番ファースト・坂倉、8番セカンド・Ⅼ菊池、9番ピッチャー・アドゥワのオーダーを組んだ。 ヤクルトの先発は球界最年長44歳・石川。1回、秋山が中安打、野間の投ゴロを石川が二塁に悪送球し無死一・三塁の好機に。上本は浅い中飛も小園の二ゴロ間に秋山が生還し1ー1の同点に追いつく。 2回の攻撃で1死から坂倉が四球も菊池が遊ゴロ併殺打に倒れた。アドゥワは3回1死から丸山和に中安打も山崎を右飛、長岡を左飛に打ち取る。 アドゥワは4回、村上を見逃し三振、サンタナに四球も武岡を二ゴロ併殺打に仕留めた。だが4回の攻撃は小園、堂林、石原と三者凡退に終わった。 アドゥワは5回1死から松本直に中安打、石川の犠打で2死二塁とするが丸山和を二ゴロに抑え勝ち越すを許さず。 すると直後の5回1死から菊池がレフトスタンドへ5号ソロを放り込み、2ー1と勝ち越す。 アドゥワは6回、山崎を一ゴロ、長岡を遊ゴロ、村上を空振り三振と上位打線を3人で抑えた。 アドゥワは今季最長に入った7回、サンタナを右飛、武岡の二ゴロを菊池がファンブル。オスナに中安打を打たれ1死一・二塁から松本直に左中間にツーベースを打ち返され、2ー2の同点に追いつかれアドゥワは降板。 代った2番手・塹江は1死二・三塁から代打・山田にセンターへ犠飛を打ち上げられ、2ー3と勝ち越しを許す。アドゥワは6回1/3を95球、6安打1四球4奪三振の3失点（自責1）だった。 7回の攻撃は堂林、石原、坂倉と三者凡退に終わる。8回は3番手・黒原が丸山和、山崎、長岡を3人で退けた。 打線は8回1死から代打・松山が中安打で代走・羽月、羽月は二盗を試みるも失敗、秋山が中安打も野間は空振り三振に終わる 9回は4番手・矢崎が村上に中安打を打たれるも後続を抑えていた。矢崎が今季初白星（1敗）。