夫が急な雨のたび、コンビニで「傘」を買ってきます。「濡れるよりマシ」と言いますが、出費に見合ったメリットなのでしょうか? かなり無駄遣いに感じます…
急な雨の日、慌ててコンビニで傘を買う人も多いかもしれません。ぬれずに済むというメリットはあるものの、頻繁に傘を買うことを「無駄遣い」だと感じてしまうこともあるでしょう。 本記事では、コンビニの傘にかかるコストや、傘への出費を減らす工夫について解説します。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
想定外の雨で傘を買う人の割合は?
想定外の雨や、雨具を忘れた際に傘や雨具を買う人はどれくらいいるのでしょうか? 株式会社プラネットが4000人を対象に行った「傘・雨具に関する意識調査」によると、想定外の雨が降った際に「傘や雨具を買うことはない」と回答した人は44.4%と半数以下でした。つまり半数以上の人が傘などの雨具を買った経験があるということです。 買う頻度として最も多かったのは「年に1回未満」で33.9%、「年に1回程度」が11.1%、「年に2~3回程度」という人も7.8%いました。頻繁に購入する人はそこまで多くはありませんが、突発的な出費が発生する場面は決して珍しくないということです。
コンビニ傘、実際いくらかかるの?
前述の調査によると、普段使っている傘の価格は「500円以上1000円未満」の人が全体の28.1%と最も多く、「1000円以上2000円未満」の人も合わせると約50%に達しています。 店によって異なりますが、ビニール傘は1本数百円ほどで買えます。例えば、セブン‐イレブンで販売されている「7PL 風に強いバイオマスビニール傘65センチメートル」は1本737円(税込)です。立ち寄りやすいコンビニで、手頃な価格の傘が売っていればつい買ってしまう人も多いかもしれません。 ただ、仮にこの傘を年に3回買った場合、1年間で約2200円、5年間で約1万1000円のコストがかかる計算です。日常の出費としては小さいかもしれませんが、積み重なると意外と大きな額になるのが分かります。
ぬれないメリットをお金に換算すると?
コンビニで傘を買うことを「無駄」だと感じる人もいるかもしれませんが、雨にぬれずに済むことで、さまざまな経済的損失を避けられる可能性もあります。 例えば、雨にぬれて体が冷え、風邪をひくリスクを回避できるかもしれません。診察代や薬代としてかかる支出を節約できます。体調不良により出勤できなくなると、評価に響いたり収入が減ったりするケースもあるため、そのような事態も防げるでしょう。 また、スーツやシャツが汚れるのを防ぐことで、余計なクリーニング代がかからずに済みます。スマホやノートパソコンが雨にぬれて故障するのを防ぐことで、高額な修理費用を回避できるかもしれません。 それぞれのケースで異なりますが、傘を買って雨にぬれずに済むだけで数千円から数万円もの出費を避けられるとも考えられます。1本数百円の傘代がかかるとしても、人によってはその出費以上の価値があると言えるでしょう。