【NISA】買付額は50歳代が最多!積立投資「50歳~59歳」から「毎月3・5・7・10万円」で老後資金はいくら準備できるか期待値をシミュレーション
今年も残すところ1カ月を切りました。2024年も「値上げ」が常につきまとう年でしたね。 ◆【一覧表でチェック】年代別のNISA買付状況&50歳~59歳から始める《NISA》積立投資シミュレーション結果 家計にゆとりがなければ、貯蓄にまで手が回らないことでしょう。しかし、50歳代にもなると、老後生活を強く意識し始めるもの。貯蓄ペースを加速させたいと考える人は少なくないでしょう。 お金事情は個々で異なるものですが、同年代の人たちがどのくらい貯蓄をしているのか気になる人もいるかもしれません。 本記事では50歳代(単身世帯・二人以上世帯)の貯蓄額を確認していきます。また50歳代からNISA口座を活用して積立投資を始めた場合、年金受給開始年齢となる65歳までに老後資金をどのくらい作れるのかをシミュレーションします。 これから始める老後対策の参考にご覧ください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【50歳代】貯蓄額はどのくらいあるのか《単身世帯・二人以上世帯》
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」より、50歳代の貯蓄額を単身世帯と二人以上世帯に分けて確認していきましょう。 ※金融資産には預貯金のほか投資信託や株式、債券などの金融商品残高も含まれます。 ●50歳代:単身世帯の貯蓄額 50歳代・単身世帯の貯蓄額は、次のとおり。 ※金融資産を保有していない世帯を含む 貯蓄額の平均値と中央値 ・平均値:1391万円 ・中央値:80万円 貯蓄額階層ごとの世帯割合 ・金融資産非保有:38.3% ・100万円未満:11.2% ・100~200万円未満:5.2% ・200~300万円未満:2.7% ・300~400万円未満:3.6% ・400~500万円未満:3.8% ・500~700万円未満:4.6% ・700~1000万円未満:5.5% ・1000~1500万円未満:4.9% ・1500~2000万円未満:4.1% ・2000~3000万円未満:4.4% ・3000万円以上:9.3% 50歳代・単身世帯は、金融資産非保有の世帯が38.3%を占めています。貯蓄額1000万円以上の世帯は22.7%となっています。 次に、二人以上世帯の貯蓄額も見ていきましょう。 ●50歳代:二人以上世帯の貯蓄額 50歳代・二人以上世帯の貯蓄額は、次のとおり。 ※金融資産を保有していない世帯を含む 貯蓄額の平均値と中央値 ・平均値:1147万円 ・中央値:300万円 貯蓄額階層ごとの世帯割合 ・金融資産非保有:27.4% ・100万円未満:9.1% ・100~200万円未満:6.4% ・200~300万円未満:3.8% ・300~400万円未満:3.9% ・400~500万円未満:3.8% ・500~700万円未満:5.6% ・700~1000万円未満:5.5% ・1000~1500万円未満:8.9% ・1500~2000万円未満:4.2% ・2000~3000万円未満:5.4% ・3000万円以上:11.2% 50歳代・二人以上世帯は、金融資産非保有の世帯が27.4%を占めています。貯蓄額1000万円以上の世帯は22.9%となっています。 単身世帯・二人以上世帯ともに、貯蓄ができていない世帯が少なくない状況です。 老後は、公的年金を中心とした生活になるのが一般的ですが、現シニア世代の老齢年金の平均受給額は、厚生年金が月額14万3973円、国民年金が月額5万6316円となっています。 年金収入だけで生活をやりくりするのは容易ではないでしょう。 こうした状況を受け、老後に向けて資産形成に励む人も増えています。資産形成にあたり、税制優遇制度の一つ「NISA」の活用を検討している人もいるでしょう。 18歳以上から口座開設が可能なNISA。現役世代からシニア世代まで多くの人が活用していますが、NISA買付額は50歳代が最多となっています。