INIとカイリーミノーグの初対談が実現、音楽への情熱から海外公演の極意まで語る
カイリーがトップランナーとして走り続ける情熱の元とは?
■音楽への情熱について 許:歌、ダンス、パフォーマンスを続けて約40年。これだけの長い期間、トップランナーとして走り続ける情熱は、どこから来るのですか? カイリー:何よりも自分が大好きだからかしら。さらにおかしなことに音楽はもっと好きなのよね。私は自分の音楽に付随するあらゆる経験をしてきたし、世界中を駆け巡って、世界中のファンやアーティストたちと繋がりを持つことができた。こうした経験の中から、常に人生が変わったわ。音楽や自分の気分もそう。だから、ただただ、そのことを自分が楽しんでこられたからだと思う。とき、々ものすごく疲れて「もう引退すべき?」と周りにこぼしたりもするけど、10分後には「さ、次は何をする?」と、あれもこれもと言っているわね(笑)。 許&田島:10分後⁉ 田島:立ち直りが早いです(笑)。 カイリー:つまり、私にはまだチャンスがまだまだあるってこと! ところで、あなたたちの場合、音楽への情熱やインスピレーションはどこで得ているの? 田島:僕は好きなアーティストの動画を見ます。そのパフォーマンスを観て、「やっぱり僕は音楽が好きなんだ」と再確認できるので。動画だけでなく、直接ライブに行くことも重要ですね。あと、ひとりだけの空間で踊ることも。(普段は11人で練習しているため、あえて)「ひとりで練習する」こともモチベーションになりますね。 カイリー:よくわかるわ。歌って踊って、いい気分になるのは、とても健康的。エンドルフィンやドーパミンが分泌されるからね。 許:僕には、まだ行ったことがないステージや国がたくさんあるので、「まだここでは止められない」とか「まだまだ止まることができない」というか。今のままでは満足できないという状態が情熱に繋がっているんだと思います。 カイリー:(目指す国のひとつとして)オーストラリアはどうかしら? あなたのファンもたくさんいるだろうし。 許:オーストラリアには行きたいです!……って、僕らのファン、MINI(INIのファンの総称)がたくさんいる⁉ カイリー:オーストラリアで活動してくれたら、私がINIのファンクラブに入るわ。会員ナンバー0000001になりたいの。 許&田島:ええー! 許:もしそうなったら、INIメンバー全員がカイリーさんに大きな感謝をするでしょう。 カイリー:それじゃ、あなたたちから、他のみんなによろしくって伝えておいてもらえるかしら。 許&田島:はいっ、絶対に伝えます! 田島:話足りないのですが、最後に何かメッセージをいただければと……。 カイリー:もうそんなとき、間なの⁉ そうね、今回はお2人にお会いできて光栄です。本当にありがとう。君たちの成功を祈っているわ。あなたたちが世界を見て、どこに行っても熱意と優しさを持っていくことを、とても楽しみにしています。それは本当に大切なこと。あなたたちがそうであることを願っているわ。何事も簡単にはいかないけれど、私たち、好機を掴みましょうね! 田島:はい。今日のことを思い出して、絶対に乗り越えます! カイリー:私も、この瞬間を感謝の気持ちを持って受け止めたいと思います。本当にありがとう。そして、この動画をチェックしてくださった皆さんへ。愛してる! 来年の「Tension Tour 2025」でお会いする日が待ちきれないわ。本当にありがとう! ■対談を終えて 田島:想像している以上に、めちゃくちゃ話しやすかったです。世界で活躍するレジェンドの経験を直接聞くことができたことは貴重な体験でした。「スターは、ビッグになるほどに優しい」。カイリーさんとお会いして、そう思いました。ありがとうございました! 許:僕がカイリーさんの曲を初めて聴いたのは中学1年生のとき、で。そんなすごい方とフェイス・トゥ・フェイスで話すこと自体、夢の中のできごとのようでした。しかも、こうやってサイン入りのLPまでいただいて、最高の夢のとき、間でした。僕、すごく緊張していたんですけど、カイリーさんのオーラがとても優しかったので、途中からだんだん緊張がほぐれてきて。だから、すごくいい対談になったんじゃないかなと思います。貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。 カイリー:2人とお話しながら1988年や1990年、1995年など、私が日本に来たいろんなとき、期の写真を並べて、それらを見た2人のリアクションがあったら最高だっただろうなと思っていました。私も初めて新幹線に乗ったときは興奮したなとか、日本のカワイイものは全部好きだし、とか。当とき、のことを色々思い出していたから。 田島:写真、見たかったです! 許:僕がカイリーさんの音楽に触れたのは中学生のとき。当時は、アルバム『Aphrodite(アフロディーテ)』の収録曲「Get Outta My Way」が好きでよく聴いていました。そして今、僕とカイリーさんはお話をしている。僕の頭の中からカイリーさんの曲がずっと離れなかったのは、こういうことだったのですね。 カイリー:そうね。だから私たちは打ち解けることができたのね。あなたのおかげね、ありがとう。 田島:カイリーさん、優しい……。 許:アイコン・オブ・アイコンの方なのに、この優しさ、親しみやすさ。そのギャップにますますハマっちゃいました。 田島:カイリーさんの言葉を忘れずに頑張っていこうと思います! 許:頑張ります! <ライブ情報> 『Tension Tour』日本公演詳細 2025年3月12日(水)東京:有明アリーナ Open 17:30 / Start 19:00 お問い合わせ:ライブネーション・ジャパン LIVENATION.CO.JP 企画・制作・招聘:Live Nation Japan合同会社 後援:J-WAVE
Rolling Stone Japan 編集部