渡辺恒雄氏の思い胸に「連覇して、日本一を」巨人・山口寿一オーナーが決意
巨人の山口寿一オーナー(67)が7日、都内のホテルで石破首相も参加した「時事通信グループ新年互礼会」に出席。昨年12月19日に死去した読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄氏(享年98)の思いを胸に日本一を目指す決意を示した。「連覇して、日本一を取るところまで達成しないと本当の喜びは来ない。真の喜びをつかむことが唯一最大の目標」と語った。 巨人を愛した渡辺氏と「亡くなる数日前まで話をしていた」という山口オーナー。「ジャイアンツは90年の歴史があって、ここに至るまでにはいろんな人のさまざまな思いがある。長嶋さんも王さんも当然含まれるが、一つの方向を向いていた。創設時から一貫して。今後、我々が志を受け継いで、さらに発展させていかないといけない」と伝統を継承する。 今オフは4年ぶりのFA獲得でソフトバンクから甲斐が加入。大型補強に「だいたい考えた通り」と手応えを示した。テレビ番組で松井秀喜氏が「長嶋さんが元気なうちに喜ばせたい」と発言したことに関連し、いつか巨人で監督を務めてほしいかとの質問には「そういうふうになるといいですね。ただ、今は阿部監督ですから。阿部監督に頑張ってもらう」と答え、13年ぶり日本一に挑む今季に目を向けた。(片岡 優帆)
報知新聞社