美川憲一、デビュー60周年記念シングルはB’zの松本孝弘作曲&GLAYのTAKURO作詞による超話題作
今年78歳を迎え、テレビ、ラジオ、ステージ、YouTube等々、益々マルチに活躍を続ける美川憲一が、デビュー60周年記念シングル「これで良しとする」を9月25日(水)にリリース。 7月18日(木)、東京・渋谷のLINE CUBE SHIBUYAで行われた60周年記念コンサートのステージで美川の口から発表されたこの曲は、「60周年の記念すべきシングルは、特別なものにしたい」との思いがあった美川が、プライベートで親交のある、B’zの松本孝弘に、会食の席上、ダメ元で依頼したところ、なんと即答で快諾を得てスタートしたプロジェクト。 松本作曲の表題曲と、カップリングの「華散れど月は輝く」の2曲には、松本の提案により、こちらも、かねてから美川と親交のあるGLAYのTAKUROが歌詞をつけ、またとない超豪華な組み合わせのスペシャルな楽曲が完成しました。 表題曲「これで良しとする」は、自然体の生きざまを歌う、まさに美川の生き方とキャラクターそのものにリンクするミディアム・テンポの作品。 “生きてるだけでいいじゃない 何も持っては行けないし 凛々 命果てるまで 輝かせ歌うだけ それで良しとする これで良しとする”(「これで良しとする」より)。 カップリングの「華散れど月は輝く」は、美川の母親が歩んだ道を同じように夢を抱いて歩み出す心情を描き、美川の人生を旅するようなイメージのジャジーなナンバーに仕上がっています。 “泣いたりしないで 笑顔見せて わたしの歩む道は あなたがかつて 希望と共に歩いた同じ道 また会う日まで”(「華散れど月は輝く」より)。 60周年記念コンサートでは、「さそり座の女」、「柳ヶ瀬ブルース」など往年のヒット曲をはじめ、「愛の讃歌」、「歌いつづけて」など、演歌、ブルース、シャンソンまで全19曲を披露し、超満員の観客を楽しませました。衰えを知らない、美川憲一のこれから先にも、引き続き注目です。 [コメント] 歌手として歌いつづけたら、あっという間に60年が経ちました。 55周年を過ぎたあたりから、「60周年に発売する曲は、特別な曲にしたい」と事務所スタッフと話し合っていました。 何度も打ち合わせを行いましたが、これだという決定的な案はでませんでした。 そんな折、ロサンゼルスにて松本さんとお食事をした際に、「デビュー60周年記念シングルの曲を書いて頂けないかしら?」とダメ元で聞いてみたんです。そうしたら即答で快諾を頂き、表情には出さなかったけど、非常に驚き喜んだ事を今でも覚えています。 その後、松本さんと何度もお電話で話し合いを重ね、とっても気に入った楽曲を2曲も提供して頂いたまでは良かったけど、作詞の事をすっかり忘れていました。 そこで思い切って、松本さんへ「この楽曲に合う作詞をして下さる方はいませんか?」とお尋ねしたところ、数日後にTAKUROくんが作詞をして下さるとお返事を頂き、これで私が思い描いていた、特別な楽曲が完成すると確信致しました。松本さんの曲にTAKUROさんの歌詞が合わさった時、心が震えました。とても素晴らしい曲に仕上がりましたので、老若男女問わず聴いて頂きたいです。 皆様のお陰で、歌手生活60周年を迎える事が出来ました。 これからも、しぶとく歌いつづけます。 ――美川憲一 今回のお話しを頂いたのは昨年5月、LAのとある中華料理店でした。 美川さんのデビュー60周年記念シングルを書かせて頂けるなんて光栄の極みと思い、即答しました。 美川さんと僕でどんな音楽が出来るのか、イメージをまとめるのに数ヶ月、10月から実際に楽曲制作を始め、それから改良を重ねて完成に至りました。 今までの美川さんとはまた違うサウンドになったと自負しています。 TAKURO君の歌詞も素敵です。 幅広い層の方に聴いて頂けたら嬉しく思います。 ――松本孝弘 このたび美川憲一さんの歌手活動60周年と言う記念すべき年の作品に、作詞家として2曲提供させていただきましたGLAYのギターのTAKUROと申します。 以前より美川さんとは親交がありましたが、今回はB'zの松本さんからお誘いがあり楽曲制作チームに参加させていただきました。 「これで良しとする」は美川さんの持っているユーモアや人の世に対する鋭い視線をイメージしながら作詞いたしました。 普段から優しい言葉ながら世の中に対する的確な批評を聞いていたので、スムーズに言葉が浮かんできました。 反対に「華散れど月は輝く」はなかなか難産でした。 歌手活動60周年と言う、その偉大な歴史にプレッシャーを感じてなかなか納得していただけるものを作れず、悩んだ末に美川さんからの「TAKUROの思いのままに書けば良いのよ」と言うアドバイスがきっかけで新しい扉が開き、そこからはまるで美川さんのこれまでの人生を旅するような気持ちのまま詞を完成することができました。 大変貴重な機会をいただき感謝しております。勉強になりました。 改めまして60周年おめでとうございます。これからも末永くあの素晴らしい歌声を聞かせてください。 ――TAKURO