二宮和也、仕事場でゲーム「決してうわの空ではない」 “回転数維持”で集中力
SUITS OF THE YEAR 2024 受賞者インタビュー(4)
アート&カルチャー部門で受賞した二宮和也さんは、人気アイドルグループ「嵐」のメンバーとしてデビューし、話題の映画やテレビドラマにも多数出演。長年所属した事務所から独立した後も、ますます俳優として精力的に活動し、YouTube(ユーチューブ)や執筆でも多くのファンを楽しませている。日本のエンターテインメント界の先頭を走る二宮さんに、表現活動をする上で大切にしていることや今後の抱負などを聞いた。 【写真7枚】インタビューに答える二宮和也さん、オーダーしたスーツの全身像とディテールもチェック!
■「自分が楽しい」が視聴者を楽しませる
――二宮さんが、中丸雄一さん、山田涼介さん、菊池風磨さんとのユニットで開設されたYouTubeチャンネル、よく拝見しています。あの「よにのちゃんねる」は、芸能界でトップクラスの人気を集め、先日はメンバーがパーソナリティーを務めるオールナイトニッポンPremiumも放送されました。最近の二宮さんからは、ファンを楽しませたいという熱量がとても伝わってきます。 「ありがとうございます。YouTubeは、本当に自分が楽しいと思っていることや、楽しんでいるさまを、そのまま純度高く届けられたらいいなと思ってやっています」 ――二宮さんがピュアに楽しんでいる部分を見せているわけですね。 「そうじゃないと視聴者も心の底から楽しんでくれないと思うんです。スタッフからいろいろと企画を提案してもらうのですが、ちゃんと納得した上で、自分たちが楽しめるものをやっています。テレビっぽくなりすぎていたり、やらされている感じがする企画は取りやめにすることも。だったら、ボクらでただしゃべっているだけのほうがファンは楽しんでくれるんじゃないのかなと」 ――それができるのは二宮さんがキャリアを重ねてきたからでしょうか。それともYouTubeという自由度が高い場所だから? 事務所から独立したという環境の変化も大きいですか。 「環境も大きいかもしれませんが……。でも、昔からそこまでマインドは変わっていないです。ファンと楽しさを共有したいという気持ちは、どんな仕事でもずっと前提としてあります」 「嵐のコンサートは、ステージから近くても遠くても、あるいは目の見えない方や耳の聞こえない方が来られても、変わらず楽しめる時間であり、空間となるように突き詰めていました。そのためにはまず自分たちが楽しまなくちゃいけない。それが染み付いているんです」 「ただYouTubeはそこから一段降りてきたゆるさという、いい意味での敷居の低さみたいなものもあるので、それが皆さんに好意的に受け取ってもらえているのかもしれません」