【特集】5浪してようやく叶えた“獣医”という夢 しかし待っていたのは「好き」だけでは通用しない“命の現場”「飼い主が任せてくれているありがたみと責任をもっと考えるべき」悪戦苦闘しながら奮闘するアラサー新人獣医師に密着
ミルクは、手術を受けることになりました。しかし、13歳と高齢な上に、心臓病でもあります。 (巽院長) 「心臓病の場合、何に気を付けないとあかんと思う?」 (荒木先生) 「心拍が」 (巽院長) 「心拍が下がりすぎない。これは、心臓病がある・なしは関係ないやんか。それ以上に?」 (荒木先生) 「……」 (巽院長) 「血圧」 (荒木先生) 「あっ、はい!」 (巽院長) 「血圧のモニタリングは、絶対に」
ミルクの小さな体への負担を少しでも減らすため、早く手術を終えなくてはなりません。手術開始から約7分で、腫瘍が取り出されました。 (巽院長) 「あと2針縫って」 (荒木先生) 「はい」
(巽院長) 「針を通すのは上手や。助手をしている間、血圧は大体どれぐらいやった?」 (荒木先生) 「えっと、上が130で、下が50~60ぐらい」 (巽院長) 「あ、えらい。絶対に見てないだろうと思って、なめてかかってたわ(笑)」 (荒木先生) 「ちょっとずつ見てました(笑)」
手術から、3日後―。飼い主さんとの再会に、大喜びのミルク。 (荒木先生) 「ただいまー」 (ミルクの飼い主) 「良かった!良かった!」 (ミルク) 「わん!わん!わん!わん!」 (巽院長) 「僕らだけの時は、鳴かないんですよ。めっちゃ嬉しいんだと思います」
今日も、動物病院には多くのペットがやって来ます。 (荒木先生) 「まず身体検査をさせていただいても、よろしいですか?頑張ろうね」 ペットは、愛する家族。動物の命を救い、病気に心を痛める飼い主にも寄り添う獣医師になってくださいね、荒木先生―。 (「かんさい情報ネットten.」2024年4月29日放送)
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