「認知症」を予防したい人はこれ食べて!医師がすすめる毎日摂るべき食材
世界の中でも特に「認知症」の発症率が高い国と言われる日本。将来のことを考えると不安になってしまう人もいるかもしれません。そんな中、ある食材に認知症の予防の効果が期待できることがわかりました。そこで今回は、認知症を予防するために意識するべきことについて、YouTubeチャンネルの登録者数が37万人を誇る、医師でヘルスコーチの石黒成治先生に教えてもらいました。 ◇ ◇ ◇
「認知症」は若い頃から予防するべき
「認知症」の原因として一番多いのは、アルツハイマー病と言われる脳の変性疾患です。 日本では予備軍も含めると800万人くらいの人が認知症であり、2050年には1000万人くらいになるとも言われていて、OECDの加盟国の中で発症率が一番高いです。 これまで薬もあまりなく、一度完成してしまった症状を元に戻すような効果はありませんでした。 アルツハイマー病は、思考力、行動力、社会性などが全くなくなってしまう疾患ですが、60歳を過ぎると10年ごとに発症率が2倍になってくるため、高齢になればなるほどどんどん発症率が高くなっていきます。 若い頃から予防に努めておかないと、高齢になって症状が発生してから抑制することは難しいのです。
「生姜」でアルツハイマーを予防できる
そんな中、「生姜」にアルツハイマー病の原因になる脳の神経細胞の変性や炎症を予防する効果があることが報告がされました。 生姜に含まれる生理活性成分であるジンゲロールに、アルツハイマー病に対する予防の効果があるとのこと。 もともと生姜はハーブで、何世紀にも渡って病気の治療として使われてきた歴史があり、古くはサンスクリット語の古文書や仏教、アラビア語、ギリシャ語、ローマ語の古い文献にも生姜という名前が出てきています。 インドの伝統医学であるアーユルヴェーダでは、生姜を牛乳と水と混ぜて飲むのが子どもの頃からの習慣ですし、子どもの頃の喘息や呼吸器の疾患全般に生姜を使うことが定番になっています。 今でも中国やインドでは、生姜を風邪薬として使ったり、脚気の予防や喘息の治療に使ったりしています。 イランの伝統医学のユナニ医学では、生姜は男性の性欲を高め、女性の生理痛を和らげる効果があるとも言われています。 中国の陰陽の思想で言うと、生姜は体を温める陽の役割があるとされていて、弱った脈の改善や貧血状態の改善の効果があるとして、積極的に使われてきました。 現在でも、痛み止めと同じ効果を発揮する成分が含まれているということで、鎮痛剤として使えるといった報告もされています。