小6女児がつづった転校時のつらい経験 「社会を明るくする運動」作文コンテスト 優秀賞は4年ぶり 三重・津市
「社会を明るくする運動」の作文コンテストの表彰式=津市(三重テレビ放送)
犯罪や非行を防ぎ立ち直りを支える「社会を明るくする運動」の作文コンテストで、三重県津市に住む小学生の作品が優秀賞に選ばれ、8日に学校で表彰式が行われました。 作文コンテストは毎年、全国の小中学生を対象に行われていて、今年は全国から30万点以上の応募がありました。 このうち、津市立西が丘小学校6年生の栗田美怜さんが書いた作品が、優秀賞にあたる日本BBS連盟会長賞に選ばれ、表彰状とトロフィーが贈られました。 作文には、転校時の居場所がなくつらい思いをした自らの経験がつづられ、安心できる温かい居場所の大切さを呼びかけることが書かれています。 三重県から優秀賞が選ばれるのは4年ぶりとなりました。 津保護観察所の奥田幸生所長は「誰もが安心できる温かい場所を一つでも多く作っていきたい。罪を犯した人なども再犯することなく立ち直ることができるようにしていきたい」と話していました。