大谷翔平のスライダーから「音が聞こえたんです。シュルルルって…」甲子園で花巻東を撃破も…大阪桐蔭“黄金世代”の副将が語る「衝撃の記憶」
「”大阪桐蔭の白水”は、もういいのかな」
言葉の端々には強い覚悟を込める。26歳で監督となり、何度も自分を気に掛けてくれる恩師の大阪桐蔭・西谷浩一監督からの電話や、自分のために集まり、周囲で支えてくれるスタッフ、そしてかつての“球友”らの存在が大きな支えとなっている。 ただ、こんな本音もふと漏らす。 「今いる子らって自分が大阪桐蔭でプレーしていた頃を知らない子がほとんどなんです。自分を福井工大福井の白水って見てもらえているんです。“大阪桐蔭の白水”っていうのは、もういいのかなって思っています」 福井に根を下ろし、突き進んできた道。紆余曲折を繰り返しながらも綴ってきた高校野球生活第2章は、今夏、ひとつのヤマ場を迎えようとしている。
(「甲子園の風」沢井史 = 文)
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