国内メジャー9位タイのティーチングプロ・古家翔香が教える、ドライバーを曲げずに打つための「3つの決め事」を実際に試してみた
国内メジャー「日本女子プロゴルフ選手権」にティーチングプロの資格で参戦し、9位タイとなった古家翔香プロ。そんな古家プロがドライバーショットを曲げずに打つために気を付けている「3つの決め事」を、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオが試してみた。
決め事① ボールは見ない
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ドライバーってやっぱり飛ばしたいわけですが、曲がってしまっては意味がないわけです。プロの試合を見ていても、確かに飛ぶ選手は強いですが、それほど飛ばなくても曲がらない選手も強いですよね。ではどうしたら曲がらないドライバーショットが打てるのでしょうか? 週刊ゴルフダイジェスト10/22号に「ドライバーは真っすぐが絶対強い!」という記事がありました。なんでも少ない決め事だけで曲がらないショットを打って結果を出しているプロがいるそうなんです。これは気になるので試してみました。 この記事で解説をしてくれているのは古家翔香プロ。9月に行われた日本女子プロゴルフ選手権にティーチングプロの資格で参戦し、見事に9位タイの成績をあげたプロです。彼女はドライバーの平均飛距離230ヤード前後と、現在のツアーでは飛ばない部類に入るものの、抜群の精度で成績を残すことができたということなんです。 古家プロは体が動きたいように動くのが一番だと考えているそうで、あまりいろんな制限を自分にかけてガチガチに固めたくないのだとか。曲げたくないと思うほど動きを制限したくなるものだが、それこそが曲がる原因だと古家プロは言っています。そこで古家プロは決め事を3つに絞っているのだとか。 古家プロの決め事、その1つ目が「ボールは見ない」。アドレスの時にボールを凝視すると腕や上体が力んでしまい、下半身が止まってしまい、動きもぎこちなくなるそうです。ボールを見ることよりも大切なのは明確な弾道のイメージなので、目標を見ながらアドレスをするのがいいそうです。そして、アドレスの時に止まってしまうのもダメで、テークバックを始めるまで動き続ける方がいいのだとか。静から動は難しいので、できるだけ動いていたほうがいいということです。 このターゲットを見ながらアドレスをするというのは、実は僕はけっこう気にしてやっていることなんです。どこに向かって、どういう球筋を打つかというのイメージしながらアドレスすると、意外といい感じにスウィングができるんですよね。ただ、調子が悪かったりプレッシャーがかかると、それを忘れちゃって、ついついボールを見て、どうヘッドを当てようかとか考えてしまいます。そうすると体の動きがぎこちなくなるんですよ。なので、これはみなさんもぜひ試してみてください。練習の時からそういうクセをつけておくといいと思います。