「ニコニコ大百科」表示に限定して提供再開、記事が読めるように ネット用語やネタ多数のWikiサービス
システム障害により6月8日以降提供を停止していた、株式会社ドワンゴの運営するネット百科事典(ウィキ)サービス「ニコニコ大百科」について、7月9日(火)に一部機能が仮復旧したことを発表した。現在、記事や掲示板類の閲覧が可能になっている。 【ポスト】ニコニ・コモンズも3万点超えがダウンロード可能に!サービス復旧の状況まとめ ニコニコでは6月8日(土)未明に発生したランサムウェア攻撃により「ニコニコ動画」「ニコニコ生放送」などサービス全体で提供を一時停止している。障害発生以降、限られたコンテンツのみ視聴ができる簡易版「ニコニコ動画(Re:仮)」「ニコニコ生放送(Re:仮)」を提供するなど、限定的な復旧を行っている。 この度、ニコニコ大百科のサービスを一部機能に絞って「仮再開」すると発表。一貫して表示ができなかった状態から、記事の表示、掲示板の表示、記事検索が可能に。記事が読めることを最優先で復旧したため、記事の作成、編集、掲示板の投稿などは引き続き利用できない。 利用者により情報を編集できる百科事典サービスは「Wikiepdia」が筆頭とされるが、国内では「ニコニコ大百科」と「pixiv大百科」が2大巨頭として挙げられ、ネットミームネット用語、流行語など他所では掲載されにくい内容も事細かに解説されているため、これらを閲覧できない状況には不便だったとの意見が寄せられていた。 ニコニコ関連サービスとしては、6月28日より月額会員サービス「ニコニコチャンネル+」が提供を再開、ライセンス検索サービス「ニコニ・コモンズ」については「Re:仮」として縮小運営しており、こちらも本日9日から、作品に使われている上位3万点強の素材がダウンロード可能になるなど、着実に再開が進んでいる。なお、本体の「ニコニコ動画」などは7月末以降の再開を目指している。
オタク総研編集部