PSG行きが進展しないオシムヘン…プレシーズンマッチでベンチ外に
ナポリのアントニオ・コンテ新監督が、ナイジェリア代表FWビクター・オシムヘン(26)の序列を落としている。『コリエレ・デッロ・スポルト』などイタリア各紙が伝える。 ナポリは28日、プレシーズンマッチでKFエグナティア(アルバニア1部)に4-0と勝利。コンテ新監督らしさが詰まった[3-4-2-1]の最前線には、昨季加入でレンタル移籍から復帰のモロッコ代表FWワリド・シェディラ(26)が起用された。 一方、オシムヘンは起用されず。そもそもコンテ新監督はエースをベンチ入りさせなかった。 オシムヘンはパリ・サンジェルマン(PSG)やアル・ヒラル、アル・アハリが獲得を狙っているとされ、イタリア各紙の論調をまとめると、当の本人はPSG行きを希望か。 サウジ勢2クラブも、PSGが撤退の様子を見せてから、獲得へ本腰を入れるものとみられ、必ずしも大金を支払うつもりなし。 オシムヘンとPSGは個人間で合意しているとも言われるが、ナポリの要求する1億3000万ユーロ(約216億円)をPSGが支払う可能性は皆無と考えられ、売り時を見誤った印象の拭えないナポリは、1億ユーロなら妥協するとも。 ナポリはこれから、ブレストおよびジローナとのプレシーズンマッチをこなしたのち、8月10日のコッパ・イタリア1回戦・モデナ戦で24-25シーズンが幕開け。 18日にはエラス・ヴェローナとのセリエA第1節を迎えるが、オシムヘンはこのままPSG行きを巡る協議に進展がなければ、「控え」として今季をスタートすることになる。 PSGとしては、フランス代表FWランダル・コロ・ムアニ(25)、もしくはポルトガル代表FWゴンサロ・ラモス(23)を売却しなければ、オシムヘン獲得へのオファーを提示できないとみられている。
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