「アマゾンジャパン」に公取委が立ち入り検査…ライバル社サイトより低価格を要求か
通販サイトの出品者に販売価格の引き下げなどを強要しているとして、公正取引委員会は26日午前、インターネット通販大手「アマゾンジャパン」(東京都目黒区)に独占禁止法違反(不公正な取引方法)容疑で立ち入り検査を始めた。アマゾンジャパンへの立ち入りは、2016年以降で3回目。親会社の「アマゾン・ドット・コム」(米国)も調査する。
関係者によると、アマゾン側は出品者に対し、自社の通販サイト「マーケットプレイス」で商品を販売する際にライバル会社のサイトよりも低価格に設定するよう求めたという。さらに、商品の包装や購入者への発送、代金の回収などもアマゾン側が運営する有料の物流サービスを利用するよう圧力をかけた疑いもある。