<センバツ2022・ともに咲く>選手紹介/7 広島商・得山大輝内野手/広陵・執行愛矢外野手 /広島
◇内外野守れ、安打も量産 広島商・得山大輝(とくやま・だいき)内野手(2年) 遊撃手や右翼手を経験し、内外野を問わず複数の守備位置をこなすユーティリティープレーヤー。秋の公式戦は主に右翼手で出場。俊足を生かした広い守備範囲でヒット性の当たりをアウトにし、投手を助けた。 18打数10安打でコンスタントに出塁し、強力打線のつなぎ役を担った。西武の源田壮亮選手に憧れ、走攻守そろった選手を目指し練習している。 「何度折れそうになっても、諦めず闘志を持ち続けるところが長所だ」と、小学校時代の監督から贈られた言葉「百折不撓(ひゃくせつふとう)」の気持ちを今も大事にしている。 ◇俊足と小技でゆさぶる 広陵・執行愛矢(しぎょう・まなや)外野手(2年) 50メートル6秒を切るチーム一の俊足。腰と下半身をつなぐ「腸腰(ちょうよう)筋」を鍛えるため、壁に手をつけて片脚を上下させるストレッチを毎日欠かさない。「スピードと体幹が強化でき一石二鳥」と語る。 小技も得意だ。秋の中国地区大会準決勝・岡山学芸館戦で1点を追う七回、無死一塁で中井哲之監督から「ここでバントできるのはお前しかおらん」と指名され代打へ。犠打を転がし俊足を飛ばすと、敵失を誘い逆転の呼び水となった。 「どんなに重圧がかかる場面でも、監督の期待に応えたい」と意気込む。